自動車内装部品メーカーの南条装備工業(広島市、栗栖哲成社長)は座席用シートの縫製事業を山口工場(山口市)に集約する。9月末をメドに本社工場(広島市)の同部門の設備を移設、本社を閉鎖し業総務部門は広島市内に新たに賃貸するビルに移転する。シート縫製事業は安価な中国製品との競争激化や円高などの影響を受けており、拠点集約で採算性の向上につなげる。
南条装備は現在、シート縫製事業を本社と山口工場で展開。ドアの鉄板部分を覆う樹脂製内装のドアトリム事業を八千代工場(広島県安芸高田市)と防府工場(山口県防府市)で手掛けている。本社工場の閉鎖で国内の生産拠点を4カ所から3カ所に集約する。
本社工場では縫製を手掛ける職人は約20人おり、希望に応じて八千代、山口工場への転籍を進める。業総務部門の約40人は8月をメドに広島市内のビルに移転し本社とする。
南条装備はマツダの協力会社で、中型車「アクセラ」やスポーツ車「ロードスター」などに使用されるシート縫製を手掛けている。マツダの業績悪化の影響も受けており、今後は高級車向けのデザイン性の高い縫製品の開発を進め、マツダや他の自動車メーカーへの供給拡大を目指す。
2011年12月期に約180億円だった売上高を15年12月期には210億円程度まで引き上げる計画だ。
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