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2012年4月25日(水) 19:14 |
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バチカン図書館、岡山の企業を視察
4億画素のカメラを自社開発し美術作品などのデジタル化に取り組む岡山市の企業は、以前イブニングニュースでも紹介しました。 その技術に、世界最古の図書館の一つバチカン図書館が着目、関係者が視察のため岡山を訪れました。
イタリアの首都・ローマ市内にある、世界で最も小さな国・バチカン市国から、1人の男性が岡山に降り立ちました。 ルチアーノ・アメンティさんです。 バチカン図書館の技術部門最高責任者です。 ローマ教皇庁の図書館・バチカン図書館には、2世紀〜10世紀頃までの歴史的に貴重な資料が、約8万冊所蔵されています。 ページ数にすると約4千万ページ。 そのほとんどが年月の経過と共に劣化し、デジタルデータとしての保存が急務になっているといいます。 アメンティさんは、その目的を果たすために、今回、岡山市北区のデジタル画像制作会社コンテンツを訪れました。 コンテンツは、世界最先端と言われる4億画素のデジタルカメラを開発、国宝の正倉院や平等院鳳凰堂などの建物の撮影、また美術品、古文書のデジタル保存に活用されています。 アメンティさんもこの高い技術に着目していて、コンテンツの小野社長からの説明に興味を示していました。 岡山の企業の技術が、世界に認められた形の今回の視察です。 本格的な技術提供へと結びつくのか、今後の展開から目が離せません。
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