フォト2012 ボランティア除染が本格化
福島再生へ一歩
2012/04/25
作業開始式典には佐藤福島県知事も駆け付けた
活動初日となった7日午前10時半に始まった作業開始式典には福島県の佐藤雄平知事らが駆けつけ、ボランティアの協力に謝意を示した。
式典が終わると早速作業を開始。 ボランティアらは、急斜面などでくま手を使って葉や腐葉土を集め、ポリ袋に詰める作業、ポリ袋を運ぶ作業に黙々とあたっていた。
作業が始まるとすぐに、電力各社の専門家も放射線量の測定を開始。 測定が終わると、今度はすぐにボランティアに交じり除染作業を行った。 その後、午後2時半頃には、今度は除染作業後の放射線量を計測。
放射線量の測定を行う電力各社の専門家
作業終了後の閉会式では、除染の成果が報告され、除染により放射線量は9~28%低下した。
除染作業の支援に電力業界から派遣された専門家は「これだけ多くの人が参加しても低減率は5割以下。 除染は大変な作業ということがつくづくわかった」と指摘。 木の根元など放射線量が高い場所を集中的に除染するなど効率的な除染方法の確立が必要との印象を語っていた。
福島市によると、ゴールデンウイーク明け以降は他の山も除染を行う計画だ。 (おわり)
腐葉土などを詰めたポリ袋をリレーして運んだ
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電力各社も専門家派遣
- 2012/04/25