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華々しきにぎわい 再び 福島・三春、滝桜が見頃

7分咲きとなった滝桜。まもなく満開となる=25日、福島県三春町滝

 国の天然記念物で日本三大桜の一つ、福島県三春町の滝桜が25日、7分咲きとなり、見頃を迎えた。福島第1原発事故による風評被害で訪れる人が少なかった昨年とはは打って変わり、ことしは多くの観光客でにぎわっている。
 滝桜は根回り約11メートルのベニシダレザクラの巨木で、樹齢は1000年以上と推定される。高さは約12メートル。枝は幅約25メートルに広がり、薄紅色の花々が流れ落ちる滝のように見える。開花は昨年より8日遅い23日で、週末にかけて満開となりそう。夜間のライトアップは30日まで。町によると、人出は昨年の約2倍で、震災前と同じ30万人を見込む。
 3年連続で訪れた群馬県藤岡市の会社員秋谷房江さん(61)は「にぎわいが戻った。雄大な桜の姿は何度見ても心に響く」と話していた。


2012年04月26日木曜日


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