'12/4/26
同窓名簿悪用?不審電話続く
広島市の高校1校と、竹原市の高校1校の卒業生の家族を狙った、なりすまし詐欺とみられる不審電話が広島県内で相次いでいる。県警によると、17日から25日午後5時までに計28件あり、1件で100万円をだまし取られる被害が出た。県警は同窓生名簿を悪用した犯行とみて捜査している。
県警安全安心推進課によると、不審電話は広島市、福山市など11市町で確認された。2日連続でかかるケースが多い。卒業生本人を装う男が「風邪で声がおかしい」「携帯電話の番号が変わった」などと言い、本人と思いこませようとする。2回目の電話で「不倫相手に子どもができた」などと示談金の振り込みを指示するという。
竹原市内の女性は20日、銀行の現金自動預払機(ATM)で100万円を振り込んだ。同課は「不審な電話は信用せず、必ず家族や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けている。