1928年以来、長きにわたり千代田区二番町に居をかまえるベルギー大使館。
ここにも三友工業の非常用発電機があります。
以前の3階建ての白い洋館に変わり、今回新しく地上8階、地下2階建、免震構造 の大使館棟と、地上13階、地下2階建の民間棟とが竣工されました。
今回の工事で最も特徴的なのは免震に対応した配管の施工です。
免震構造は建物と地盤との間に積層ゴムを置く事により揺れを抑える方法です。
しかし、それでは地震の際に建物と地盤にずれが生じ、地下の燃料タンクと発電機を繋ぐ配管が寸断されてしまいます。
そのずれを解消する為、配管に免震フレキを採用、これにより地震の際にも燃料タンクから安定した供給が行えます。
大使館棟には400KVAのガスタービン非常用発電機を、民間棟には1000 KVAのディーゼル非常用発電機を納入。
いずれも非常時に動かなくては困る消火栓ポンプや非常用エレベータなど防災設備の動力源になります。