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プロローグ:魔法戦記と魔法少女
プロローグ:Side 魔法少女
日本のとある町、見滝原。
この町に住む中学2年生の少年…鷹島俊也(たかしましゅんや)は、特にあても無く町を散歩していた。
今日は日曜日、学校も無ければ友達と遊ぶ予定もない、宿題も土曜日に終わらせた。
要するに、暇なのだ。

「たまには散歩も良いもんだな〜♪」

そんな事を言いながら歩いていた俊也は、そろそろ家に帰ろうとしていた。
が、そんな時に異常が起きる。

「え…?」

周囲の様子が突然変わったのだ。
今まで歩いていた町もなければ、人もいない。
ただ妙な空間があるだけ。

「な…なんだこれ…。」

あまりの事態に言い様の無い不安に襲われる。
そんな時…

「!!?」

俊也の目の前に、化け物が現れた。
化け物は間髪入れずに俊也に襲いかかる。
しかし、あまりの事態に俊也は足がすくんで動けない。
死ぬ……そう覚悟した瞬間…。

「…!?」

一本の矢が化け物を貫いた。

「危なかった〜、大丈夫?」

俊也の背後から、聞き覚えのある少女の声が聞こえた。
俊也は恐る恐る後ろを振り返る。

「か…鹿目さん…?」

そこにいたのは、ピンク色の髪をリボンで結んだ少女。
俊也のクラスメイトであり友人の『鹿目まどか』だった。
まどかは普段着でも制服でもない、ピンクを基調とした可愛らしい服を身に付け、左手には弓を持っていた。
そして、矢によって貫かれた化け物は消滅、妙な空間も消えた。

「?…なんで私の名前を……って、えぇっ!?結界に閉じ込められてたのって俊也君だったの!?」
「鹿目さんこそ、その格好は一体…!?」
「これは…その……うぅ…、友達に見られちゃった…。」

まどかが光に包まれると服装が普段着になり、弓も消えた。

「えーと…詳しい事はまた今度話すから、学校のみんなには内緒だよ!絶対だよ!!」
「う…うん…。」
「それじゃ、また明日!」
「ま…また明日…。」

まどかは猛スピードで走り去って行った。

これが、少年と魔法少女の出会いだった。
さて、三段重ねのプロローグ終了です。
恐らく凄い違和感があると思います。
アイリスが融合騎になってるわ、まどかが普通に存在しているわ……。
まぁその辺の理由はちゃんと書いて行くので、少々お待ちを。

そして新たなオリキャラ、鷹島俊也の登場です!
中学生を書くのは初めてなので不安ですが……頑張ります。

では、次回以降もお楽しみに♪

『悲しい未来を、分断(ディバイド)せよ!』


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