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魔法使いの夜、漸く入手しました。
お陰で、今まで以上に不定期更新になりそう……orz
Chapter3 ~旅の始まり~

「とりあえず、まずは……近くの街に行って見るのが一番かな」

「キュルクー」


 日が昇り始める早朝、早くに目を覚ましたキャロは最後に

 なるであろう、里での朝食を済ませ荷物を手に持つと、フリードを

 肩に乗せて、長老にだけ挨拶して僅かばかりの資金と食料を受け取り

 他の里の皆が起きてくる前に里を後にし、まずは過去に一度行った事の

 ある街へと向かうことにした。


「デバイスが無いから、空も飛べないし……空を飛ぶマテリアも無い……。

 召喚は……見つかったら面倒な事になりそうだから駄目だよね。

 となると……。時間掛かるけど歩いて行こっか、フリード」

「キュクウ!」


 行こう!と気合を入れるキャロに、応えるフリード。

 こうして、今までとは違う仲間の居ないキャロの一人(+一匹)旅が始まった。


 
 ―――ここから、街までの旅はダイジェスト形式?となります―――



 ~一日目~

 
 こんにちわ、キャロ・ル・ルシエです。 

 里を追放されたので、旅をする事になりました。

 とりあえず、近くの街に向かって森の中を歩きます。

 とは言っても、ルシエの里から一番近い街までの距離って

 かなりありますよね、普通は歩いていく距離ではないですが

 私にとっては、慣れた事なので気にする事はありません。
 

 思えばわたし、旅には慣れていると自覚がありますが

 一人旅と言うのは初めてですね。

 勿論、あの旅の中で単独行動等は何度も経験してはいるのですが……

 それに、向こうで覚えた野草・山菜・茸類の識別知識って

 流石にこっちでは役に立たなさそうです……。

 せめて、何かそれ関連の書物があれば良かったのですが何故か

 ルシエの里には無かったし……。


 そんな事を考えながら、森の中を進んでいると空が夕焼けに染まりだした

 頃に、明らかに興奮した一匹の大きな猪が現れました。

 此方を見るなり、いきなり突進してきたので回避します。

 このまま逃げても良いのですが、思えばもう直ぐ日が暮れる頃です。

 丁度いいので今日はこの辺りで野宿する事にしましょう!

 ついでに、襲い掛かってくる猪さんには今日の私達の夕食になって貰いましょう。

 そうと決まれば、私は愛杖のプリンセスガードを手に持ち、ポーチから

 パワーのマテリアを取り出すと、素早くプリンセスガードの穴に装着します。

 そして、勢いをつけて向かってくる猪を見据え、頭に一撃を加えると

 そのまま勢い良く猪は地面に減り込んで昇天しました。

 
 ………おかしいです、それ程力を込めたつもりはないけど……

 うん、きっとパワーのマテリアのせいです! 恐るべしです!


 気を取り直して、次は寝床ですね。

 とは言ってもこれは簡単です、何故なら仲間の皆がくれた荷物の中に

 『改良型テント』があったので、それを組み立てればあっという間に

 ちゃんとした寝床の完成です。

 このテントはなんと、本来なら一度使うと何故か壊れてしまう向こうの世界

 で一般的に販売されているテントとは違い、何度も使用可能なテントなのです!

 今まで何度も組み立てたことがあるので、組み立てるのも簡単です。

 あと、忘れてはいけないのがてきよけのマテリア。

 これをテントに付いてある装着穴にセットする事で、この周囲に悪意や害意のある

 存在は来ることが出来なくなります。

 向こうの世界では、このてきよけのマテリアを手に入れるまでテントを使った

 野宿の際は苦労しましたからね、何度モンスターが襲撃を仕掛けてきたことか……。

 っと、話が反れました。 

 
 さて、後は夕食の準備だけです。

 とは言っても、いきなり初日に保存食料を使うのも勿体無いので
 
 今日は先程撲さt……仕留めた猪をメインに頂く事にしましょう。

 え? わたしにこんな大きな猪を捌けるのかって?

 見縊って貰っては困ります! 

 こう見えてもわたし、お料理は得意なんですよ?

 向こうでエアリスお姉ちゃんやティファさんに色々なお料理や

 獲物の捌き方を教えて貰っていたのです!

 教わっていた最初の頃は良く失敗して変な物体を作っていましたが、今と

 なっては普通のお料理は勿論の事、捌き方やサバイバル料理まで

 全てこなす事ができるのです。

 伊達にあの旅の中で料理当番を何度も担当していた訳ではありませんよ?

 ですので、これ位楽勝です。

 
 そんな訳で、猪を捌いて味付けはシンプルに塩胡椒香辛料のみに止め

 素材の味を生かした調理します。

 いつもと同じ感じで調理した結果、明らかにわたし一人では

 食べきれない程の量になってしまいました。
 ………忘れていました、今は一人旅なのですからいつもの感覚(・・・・・・)

 で8人分作ると凄い量になるのは目に見えていた筈なのに……。

 これからはちゃんと気を付ける事にしましょう。

 結局、私の失敗は食べ盛りのフリードが食べてくれたので何とかなりました。

 フリードに感謝です。 


 夕食を終えた頃には日も沈んで、夜空には星空が広がってました。

 丁度良い時間なので、今日はもう寝ることにしましょう。

 
 ~四日目~


 里を出てから、既に四日が経過しました。

 体調も良く、大きなトラブルに遭遇することも無く、順調に

 旅を続けています……と言いたいですが、歩いても

 歩いても一向に着く気配がありません。

 方角は合っている筈なのですが……。

 もう、管理局に見つかるのを覚悟で竜魂召喚するか、もしくは

 召喚マテリアを使ってイクシオン辺りを召喚して一気に

 街まで行こうかなと考えながらも歩き続けて、私はその日漸く

 森を抜けて、目的地である街に辿り着く事が出来ました。


 長い道のりでしたが、此処から私の本格的な旅が始まるのです!
Chapter3をお届けしました。
今回のChapter3は、一人称の練習も兼ねているので色々
おかしい所が目立ちますね……もっと練習しないと。

キャロが漸く街に辿り着く事が出来ました。
次から、やっと本格的な物語に入ることが出来る……。
あと、新しいキャラも次から出演予定ですのでお楽しみにです!

では、次回のChapter4でお会いしましょう~
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