LGディスプレー、6四半期連続赤字

 液晶パネルメーカーのLGディスプレーが24日発表した今年第1四半期(1-3月)決算は、売上高が前年同期比15.2%増の6兆1837億ウォン、営業損益が1782億ウォンの赤字だった。6四半期連続の赤字となるが、赤字幅は前年同期比25.5%縮小した。

 売上高に占める製品別の割合は、テレビ用液晶パネルが47%を占めており、テレビ市場の業況によって、業績が大きく左右される状況だ。ただし、スマートフォン(多機能携帯電話端末)、タブレット端末用の液晶パネルは、売り上げが17%伸び、テレビ用液晶パネルに代わる新たな主力製品となる可能性も出てきた。このほか、モニター、ノートパソコン用の液晶パネルが36%を占めた。

 液晶パネル価格は最近底入れし、反発する兆しを見せており、同社は第2四半期には黒字転換が可能だとみている。同社関係者は「第2四半期にはロンドン五輪を控え、テレビ需要が増え、液晶パネルの販売にも弾みが付きそうだ」と述べた。

 同社の韓相範(ハン・サンボム)副社長は「第1四半期は(ライバル社と)差別化を図った製品を準備することに力を注いだ。第2四半期には、そうした製品が発売されることに加え、市況も好転する見通しだ」と語った。

卓相勲(タク・サンフン)記者
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