福島の病院の就職支援 サイト開設へ

4月25日 6時8分

原発事故の影響で、病院の看護職員が不足していることから、福島県は、県内の病院への就職を考えている人たちが就職を決めやすいように、採用情報だけでなく、周辺にある住宅などの生活情報も提供するインターネットのサイトを、来月、開設することになりました。

原発事故の影響で、福島県内の病院では看護師や保健師などの看護職員が不足していて、沿岸部を含む県内１２の自治体の看護職員の数は事故前に比べておよそ２０％減り、入院患者の受け入れや外来の受付時間を制限する病院も出ています。
こうしたことから、福島県は、県内の病院への就職を考えている人たちが就職を決めやすいよう、情報を提供するインターネットのサイトを、来月、開設することになりました。
サイトでは、登録した人に対して、県内の各病院の採用情報だけでなく、周辺にある住宅の空き状況や家賃、それに保育施設の有無などの生活情報も、希望者の要望に応じて調べて提供するということです。
福島県は「県内で働こうという意志がある人たちに一人でも多く来てもらえるよう、情報の提供に努めていきたい」と話しています。