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橋下氏“敦賀原発 活断層なら廃炉も”
4月25日 14時18分

福井県にある敦賀原子力発電所の活断層の問題について、大阪市の橋下市長は、「もし活断層があるのだったら、敦賀原発を廃炉にするかどうかというレベルの問題になると思う」と述べました。

福井県敦賀市にある日本原子力発電の敦賀原発では、24日、活断層の専門家や原子力安全・保安院の担当者らが、地中にある3本の亀裂の状態を調査しました。
その結果、専門家から「2号機から西に150メートルほど離れた地中を走る亀裂は、活断層の可能性があり、敷地内を走る浦底断層という活断層と連動する可能性がある」と指摘されました。
また、2号機の真下には別の亀裂が走っていて、原子力安全・保安院は、この亀裂が活断層である可能性についても日本原電に調査を求めることにしています。
国の耐震設計の指針では、活断層の真上に原発の重要な設備を設置することを想定しておらず、調査の結果、2号機の真下の亀裂が活断層であった場合、定期検査で止まっている2号機が運転できなくなる可能性があります。
これについて大阪市の橋下市長は25日、「もともとの調査では、『大丈夫だ』と判断したのだろうが、人間のやることなので一度やったことが未来永ごう、絶対に間違いがないということはありえないので、間違ったら変えればいいと思う。もし活断層があるのだったら、敦賀原発を廃炉にするかどうかというレベルの問題になると思う」と述べました。

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