NHK茨城県のニュース　水戸放送局

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霞ヶ浦河川の泥の放射線調査

土浦市で霞ヶ浦に流れ込む川の泥に放射性物質がどれくらい含まれているのか詳しく調べる調査が行われています。
調査を行っているのは霞ヶ浦周辺の環境保全活動に取り組んでいるＮＰＯ法人「アサザ基金」のメンバーと市民ボランティアあわせて６人です。
「アサザ基金」が以前行った調査では、霞ヶ浦に流れ込む５６すべての河川を調べた結果、備前川の川底の泥から最大で１キログラムあたり９５５０ベクレル新川の泥から５２９０ベクレルの比較的高い放射性セシウムが検出されたことから、今回、備前川と新川を対象にあわせて２６か所を調べることにしました。市民らは霞ヶ浦に近い下流域から上流に向かって橋の上から専用の機器を使って川底の泥を採取していきました。
霞ヶ浦はワカサギ漁などの水産業が盛んで飲み水や農業用水としても利用されていることから、「アサザ基金」は、霞ヶ浦に流れ込む川の放射性物質の除染対策を国や県に求めています。
「アサザ基金」の飯島博代表理事は「霞ヶ浦は閉鎖性の高い湖なので、放射性物質が一度流れ込むと何十年もたまってしまう。できるだけ入り込まないよう河川での対策を急ぎたい」と話しています。

04月24日　12時33分

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