NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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がれき処理　内陸部でも

震災で出たがれきの処理を進めるため、宮城県は内陸部の市町村にある公設の処分場などを活用して県内での処理を拡大していくことになりました。
震災で県内では１５７３万トンのがれきが出ましたが、県外での処理が放射性物質の影響を心配する住民の反対などで思うように進まないことから、今月１６日までに処理が終わったのは全体の８.２％にとどまっています。
２４日、仙台市で開かれたがれきの処理について話し合う会議には、宮城県の村井知事をはじめ、すべての市町村のトップらが集まり、初めに村井知事が「内陸部の市町村には特段のご協力をお願いし、一致団結した処理を進めたい」とあいさつしました。
会議では内陸部の市長や町長からがれきの処理に積極的に協力したいという意見が出され、内陸部にある公設の処分場や民間の施設を活用して、県内での処理を拡大していくことを申し合わせました。今後は県が見直しを進めているがれきの推計量が公表されるのを待って具体的な協力内容を決めることにしています。
石巻市の亀山　紘市長は「現在の処理施設では処理しきれない量のがれきがあるので、内陸部の協力が得られたことは大変ありがたい」と話していました。

04月24日　19時02分

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