NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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岩沼のがれき山形に搬出

震災で、岩沼市などで発生したがれきの一部を、受け入れ先の山形市に向けて運び出す作業が始まりました。
宮城県内で出た「震災がれき」は、一般廃棄物の２３年分にあたるおよそ１８２０万トンのがれきが発生したとみられ、宮城県は、平成２６年３月までの処理を目指して、県外の自治体に受け入れを求めています。
このうち、岩沼市押分にある処理施設に集められた木くずを山形市が受け入れることになり、２５日から搬出作業が始まりました。
トラックには、５トンの木くずが積まれ、作業員が木くずの周辺の放射線量を測定しました。
そして、放射線量が山形県が決めた基準を超えていないことを確かめたうえで、トラックは山形市に向けて出発しました。
宮城県によりますと山形市は２年間で最大１万２０００トンの木くずを受け入れる予定で、山形市のリサイクル業者が建築資材などの原料として利用するということです。
宮城県震災廃棄物対策課の渡邊泰至技術補佐は、「放射性物質を確認したうえで搬出しているので安心していただきたい。再利用できるものはどんどんリサイクルしてがれきの処理を進めたい」と話していました。

04月25日　14時00分

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