向き合う
ここ数年、春先になると体調を崩すことが続いていました。
もともと春は芽吹きの季節というように、人間の体の中でも冬の間にため込んだ様々を、
暖かくなると同時に外へと押し出そうとする作用があるらしい・・・と、
雑誌の読みかじりですが、こちらへ綴ったこともありました。
春先の不調というものは・・・春を迎える心と体の準備、
そう思うようになってから、幾分気持ちの持ちようも変わったように思います。
とは言っても、“不調”はやはり最小限にとどめたいもの。
以前こちらへ記録した生絞り青汁!(絞りたてなのです)
毎週家族で愛飲するようになってこの春で二年となります。
劇的効果?はあげられないけれど、
じわりじわり、体に沁みてゆく感じが気持ちが良いのです。
始まりは、私の美容&健康+子供たちのアレルギー&野菜嫌い(息子)対策のため。
最初こそ、子供たちは絞りたての青臭さが受け入れられなかったようですが、
今ではゴクゴクと!美味しそうに飲んでいます。
現在息子は、毎日の食卓でも野菜をゆっくり克服中なので・・・効果あり、というところでしょうか。
ケールは冬はとても甘くて、夏はとても苦い!
今はまさにその甘さを楽しむ季節なのです。
夏の苦さもそれはそれで、結構好きなのですけれど・・・。
美容ついでに、もうひとつ。
↑右側は、ここ最近愛用のシャンプー&トリートメント。
春先、乾燥が気になるのはお肌だけではなくて髪の毛も同じ。
息子を出産してから髪質の変化に気が付きつつも、
なかなか良いヘアケア商品と出会う機会に恵まれなかった時、
いつもお世話になる美容室でこちらのトリートメントを頂きました。
実はそれまでこちらの商品を知らなかったのですが・・・
早速使ってみたら、香りも好きなもので何より使い心地がとても良くて。
頂いた一本を使っている間にも友人から髪質を褒められたくらい!
私の髪質には相性も良いようで、もちろん今でもリピート買いです。
寒い冬場は、夕方子供たちと、眠る前、朝・・・と許される限り(笑)
湯船で体を温めるようにしています。
正直なかなか時間は取れないのですが、でもなるべく。
秋の始まりに買ったムートンブーツのお陰ももちろん!だとは思うけれど、
昨冬悩まされた足の霜焼けも、湯船のおかげか?今年はナシ。
一日の終わり、時には自分の心と体に向き合って、労わりつつ・・・
新しい季節、健やかに迎えられると良いなぁと思っています。
大人の雛祭り
学生時代の友人が我が家へ遊びに来てくれました。
彼女に会うのは二年ぶり。
お雛様も出したことだし、女同士!大人の雛祭りを楽しもうかなと、
和食中心でランチメニューを考えました。
ちらし寿司にのせる鰻は、いつもお世話になるお店で調達。
具材としての卵焼きはやはり甘めが好きなので、
いつもよりちょっぴり甘さを意識して焼き上げました。
鰻の姿が見えませんが・・・ちゃんとたっぷりのっているんです(一応)
大根ステーキには、今が旬!の菜の花を添えて。
こちらは柚子こしょうで頂くのが好きです。
キュウリとエビの酢の物には柚子の皮を少し。
彩りにも香りにも爽やかな演出をしてくれる柚子、そろそろ終わりなのが寂しい限り・・・。
カリカリ蓮根のサラダに、お味噌汁。
お味噌汁はいつも以上に大事に出汁をとりました。
こうして並べてみると・・・
どれも我が家の日々のテーブルの延長上にあるメニューばかり(笑)
デザートは彼女にすっかりお任せしてしまいました。
春らしい桜餅にかわいい卵のプリン・・・どちらも美味しかったな。
お抹茶を立てて頂きました。
学生時代・・・あの頃を思い返すと、懐かしくもあり、切なくもあり。
はるかに今より自由で気まぐれだったあの日々は、今でもやっぱりキラキラと眩しい。
けれど、久しぶりに彼女と再会して一緒にごはんを食べて、おしゃべりをして・・・
何年もかけて辿りついた「今」という時間も心から嬉しくて!
ささやかなことなのかもしれないけれど、
時間が当たり前に流れてくれたことが本当に幸せに思えた・・・大人の雛祭りでした。
季節の心得
青みがかった明るいパープルに、はっとするような深みのあるレッド、
オレンジを少し落としたようなイエローに、こっくりとしたクリームホワイト・・・
アネモネ、ラナンキュラスにグリーンを少し、ガラスの器に生けました。
夕暮れも日に日に夕暮れとしての存在を深め、
漆黒色の空に辿りつくまでの時間もすっかり長くなってきました。
季節の翻弄はやはり今年も同じで、
暖かくなったなぁと思ったら雪が降ったり・・・
そんなことを繰り返しながら、新しい空気にゆっくりと染まってゆくことも、
もちろん、重々承知でなのですけれど。
どんなに暑くても秋が来て、
どんなに寒くても、やっぱり今年も春へ向かうのです。
季節も、私たちも、一緒に。
甘い誘惑
所用で息子を夫に預けて出かけた帰り、デパ地下へ立ち寄りました。
時は、今年も甘い季節・・・
美しいスウィーツの並ぶショーケースの前、華やかに女性たちが並びます。
留守番をしてくれた家族へのお土産を・・・と思いながら、
ついついその華やいだ賑わいに誘われてしまいます。
この季節だし、お土産をショコラに!と決めたは良いけれど、
どのお店も魅力的でなかなか決められない。
ショコラを包む雰囲気あるボックスが素敵なショップ、こちらにも魅かれるけれど・・・
新しいショップの存在にもやっぱり目移り。
でも・・・結局今年も、甘い季節の便乗はこちらに。
好きなんです、このザッハトルテ・・・子供たちも、私も^^
この季節くらいしか買いませんけれど(笑)
息子もしっかりたっぷり食べますから!今年は去年よりひとつ大きいサイズに。
家族みんなで美味しい笑顔のティータイム。
布あそび
ブラックのリネンでテーブルランナーを縫いました。
しっかりと張りを持たせたくて、二枚重ねを縫い合わせて。
いつものベージュリネンのクロスにブラックのランナーを走らせれば、
ダイニングテーブルを取り巻く空気が、少々メリハリのある印象になりました。
これから使うたび、どんな風合いに変化を遂げてくれるのか楽しみです。
布あそび、もうひとつはまたまた座布団を。
今度は急須用。
ウール地とフェルト地を組み合わせて、チクチク手縫いで仕上げました。
こちらは友人宅のものをヒントにして。
優しいグレーのウール地は、CHECK&STRIPEさんへ出かけたときに見つけた一枚。
娘のお外遊びが始まった頃、この生地にいろいろな布地をパズルのように組み合わせて、
マフラーを作ったのです。
これはその時の余り布。
濃いグレーのフェルト地は、目の詰まったとてもしっかりとしたところに惚れ込んで、
日暮里で大量買いしたもの。
初めてのマザーズバッグや娘のちいさなジャケットを縫った思い出の名残り。
小さな赤い紐を間に挟んで“ひっかけ”を作り、赤い糸でおへそをつけてアクセントに。
まるで子供の作品のようだけれど・・・^^
どこか不完全?ながらも・・・生地のイメージに後押ししてもらって、
あたたかみある印象に出来上がったかなぁと思うのもひとつの自己満足!?
グレーにちょっぴり利かせる赤色は、かわいらしくて大人っぽくて、
そんな組み合わせに魅かれてしまうことも、しばしばなのです。
小さな女の子がこんな生地のオーバーコートを着ていたらかわいいなぁと、
娘がよちよち歩く頃を想像しながら選んだフェルト地、こちらもグレー×赤。
結局、ずいぶん後になって息子のベストの裏地になっただけで、
今となっては、もうすっかり大きくなってしまった娘にはオーバーコートを縫えるだけの用尺もなく・・・
赤いバイアステープで周りをぐるりと挟み込んでブランケットにしようかなぁ、と
次なる野望は果てしなく・・・(笑)
仕立ての美しさに魅かれて手にした洋服のライナーは美しいグレー×赤。
たとえ自分だけの楽しみだとしても、こういうところにときめいてしまうのは、
シックなグレーにほんの少し加える赤色が、私にとって、
女性らしさと可愛らしさを兼ね備えた、永遠の憧れだからなのかもしれません。
さてさて二月になりました。
自己満足の布遊びはこの辺りにして、水通しを済ませて積み上げられている布たちを、
息子の幼稚園グッズへ変身させるべく!ミシンと格闘です^^
< 前のページ次のページ >