投資情報サイトの『投資比較サイト』提供アイコン

トップ | ログイン

カテゴリ:小説・人間革命感想文  

  • 小説・人間革命 第3巻
    [ 2011-02-19 21:01 ]
  • 小説・人間革命 第2巻
    [ 2011-01-25 21:36 ]
  • 小説・人間革命 第1巻
    [ 2011-01-14 00:03 ]
  • 小説・人間革命 (妙悟空著)
    [ 2010-05-28 22:00 ]

小説・人間革命 第3巻  

2011年 02月 19日

                 ◇晩年からでも人生は変えられます。
この第3巻には、「あとがき」がある。
池田先生は、あとがきに次のように述べられている。
「第3巻執筆にあたっては、史料の収集調査の段階で、多大の時間を要してしまった。とくに極東軍事裁判の問題を扱うにあたって、どうしても数千ページにも及ぶ、厖大な史料を読破しなければならなかった」
池田先生のご執筆が、どれほどのご心労、ご努力であられたかが窺い知れる文章である。
池田先生は、未来永劫に創価の原点を書き残そうと決意されたに違いない。

第3巻には、昭和23年の内容が収められている。
ここには、様々な体験が描かれている。
貧困、病気、人間関係の悪化、失業、戦争、離婚問題‥。あらゆる立場の人が、あらゆる不幸に悩み、御本尊に祈り、見事な宿命転換を果たしていく。
その中に、1人の老婆の体験がある。
------------------------------------
彼女は、中山法華経寺の熱心な信者であった。
鬼子母神(きしもじん)を数十年に渡って祈り、法華経と聞けば、様々な会合に出向いた。
彼女は、戦前に創価学会の座談会に出席して折伏されたが、入信はしなかった。
ほどなくして、彼女に不幸が訪れる。
夫が階段から転落して死亡した。次に、空襲で彼女の自宅が焼失した。
この時、同居していた娘夫婦が焼死。彼女は、家族と全財産を失ったのである。
唯一残された孫を守るために彼女は行商をしたが、やがて家の外に姿を現さなくなる。ひたすら、鬼子母神を拝むようになった。彼女は人生に疲れ果てたのだ。
年老いた彼女は、山に行けば、林の奥で死にたいと考え、海を見れば断崖から身を投げたいとの誘惑にかられた。地獄のような晩年になろうとしていた。
このとき、彼女は、6年前の座談会で聞いた「罰論」を思い出す。
「これが、罰であろうか‥」
再び、学会員から声をかけられた。誘われるままに座談会場に行くと戸田城聖がいた。
「同じ題目を唱えてきたのに、どうして幸せになれないのか」と問う彼女に、戸田は言った。
「あなたが悪いのではない。鬼子母神という本尊が悪いのだ」
彼女は再び問う。「あんたたちの御本尊は、そんなに正しいのか?」
戸田は答えた。「この世で、たった1つの正しい本尊です。1年、ちゃんと信心してみれば、いやでもわかる。戸田は嘘をつかんよ」
彼女は、鬼子母神を捨て、創価学会の信仰を開始した。
やがて、彼女は元気になった。行商の売り上げも飛躍的に上昇した。
そして彼女は、10年も若返ったかと思われるほど晴れやかな姿になり、学会の中堅幹部として活躍するまでになる。
------------------------------------
この老婆を蘇生させ、若返らせ、歓喜と福運の人生へと変革するシーンこそ、真実の力ある宗教の証左である。

私は26歳の時、この第3巻を繰り返し読んだ。
この巻には、離婚問題を抱える男性への指導が描かれている。
妻のことで悩む男性に対し、戸田先生は次のように言われた。
「男らしい信心に立ちなさい。そして、力ある人生を生きることだ。あなたの想像を絶した、実に見事な解決が必ずできる。それには、題目をあげきることです」
当時、私は、半信半疑で繰り返しこの文章を読んだ。
不思議なことであるが、私も「想像を絶する見事な解決」を得たのである。
当時の私の体験記事は、→ここをクリック!

皆さま。この第3巻の功徳の体験について、どのようなご意見をお持ちですか。
私は、当時の沢山の功徳の原因を、「強い信力」と見ています。
私の祖母もそうでしたが、草創の学会員は命懸けの唱題をしました。
私自身も、本気で唱えた祈りは、全て叶いました。
今、苦しい局面にあるなら、是非、「大信力」を奮い起こし、1年間、本気で祈り行動して欲しいです。戸田先生が言われる「1年、ちゃんと信心してみれば、いやでもわかる」という真意を、掴んでいただきたいからです。

ランキング参加中★ご協力ください
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
人気ブログランキングへ

by sokanomori | 2011-02-19 21:01 | 小説・人間革命感想文 | Trackback | Comments(11)

小説・人間革命 第2巻  

2011年 01月 25日

                ◇価値論から、生命論・功徳論へ転換。

以下に、第2巻のあらすじを示す。
----------------------------------------------
昭和21年9月、戸田城聖一行7名は、栃木・群馬への地方折伏へ向った。
当時、創価学会を知る人は皆無だった。3日間で5人の新入会員が誕生した。
11月、新生日本の象徴たる日本国憲法が制定、広布された。国民主権、戦争の放棄、信教・言論の自由が保障された。
同月17日、神田で牧口先生の第三回法要が行われ、加えて戦後第1回目の総会が開催された。参加者500名以上であった。この年だけでも、新しい入会者は200名以上に達した。
創価学会は、都内10ヶ所、地方5ヶ所の計15支部が結成されるに至った。
総会では、15人から体験談が語られた。戸田は、生命論と体験談を根本に布教の指揮をとったのである。
食糧の絶対量が不足していた暗黒の時代。浮浪者が巷に溢れ、刹那主義、排他主義が横行していた。この中にあって、創価学会だけが希望の前進をしていたのである。
この翌年の昭和22年(8月14日)に、山本伸一(池田大作)は座談会に出席、生涯の師となる戸田城聖と巡り合った。伸一19歳、戸田47歳であった。
----------------------------------------------
この昭和21~22年は、終戦直後の動乱期である。
創価学会の再建を知った学会員が、戸田のもとを訪れ指導を受けた。戸田の生命論と、急速な事業の成功を目の当たりにして、皆、歓喜し、信心を再開した。
注目したいのは、体験談が創価学会の大前進を支えたことである。
栃木での地方折伏の講演会でも、人々の心を打ったのは、1人の平凡な主婦の体験談であった。
「孤児として育ち、不幸のどん底で(戦前の)創価学会に入会しました。周囲の反対の中で愚直に信心を貫きました。驚いたことに、東京大空襲の焼け野原に、我が家の工場と近隣の6軒だけが無傷で残ったのです」‥
体験は、聴衆の心を揺さぶった。
仏法対話の基本は今も変わらない。文証より理証、理証より現証である。
体験談は、折伏のエンジンであり、創価の宝である。
戸田城聖は、あらゆる会合で、体験を語らせた。
当時、信心を始めたばかりの人々が、途方もない功徳を受けていた。
その功徳の源泉とは何だったのか。
私は、信力と祈りの強さにあったと思うのです。

ランキング参加中★ご協力ください
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
人気ブログランキングへ

by sokanomori | 2011-01-25 21:36 | 小説・人間革命感想文 | Trackback | Comments(8)

小説・人間革命 第1巻  

2011年 01月 14日

                ◇壮大な広宣流布の物語のスタート。
小説・人間革命。
この小説は、幾多の創価学会員が最も敬愛する書籍の1つである。
池田先生は、会長就任から4年後の1964年(昭和39年)12月2日、まだアメリカの占領下にあった沖縄で最初の原稿を書かれた。当時、ベトナム戦争で沖縄は最大限に活用されていたし、最終的に沖縄の米軍基地からB52戦略爆撃機が出撃して北爆も行われた。
戦争が終わらない沖縄の地で、池田先生は決然と執筆を開始されたのである。
この小説の前書きには、次のように書かれている。
「(戸田)先生の真実の姿を永遠に伝えるために、心をくだかねばならぬ」
師匠の真実の姿と、当時の創価学会の歴史を未来永劫に残すために、池田先生はどれほど苦心されたであろうか。
以下に、小説・人間革命第1巻のあらすじを示す。
-------------------------------------------------
昭和20年7月3日、45歳の戸田城聖は、東京・中野の刑務所を出獄する。
戸田城聖が見たものとは、空襲で焼かれた無残な焦土であり、誤れる宗教・思想に導かれた悲惨な国民の姿であった。戸田は死身弘法の決意で、1日の空白もなく、祈り、行動するのであった。
やがて日本は敗戦。この失望の時代に、「創価教育学会」の名称を「創価学会」に変更。壊滅した学会の再建に乗り出す。やがて、彼のもとに四散していた学会員が集い始める。
昭和20年11月18日、獄中で殉教した師・牧口常三郎先生の1周忌法要が行われた。
戸田城聖は、恩師への誓いを述べた。
「広宣流布は、誰がやらなくても、この戸田が必ずいたします。先生の真の弟子として、立派に妙法流布にこの身を捧げます」
彼は、焦土の国土に一人立ち、千里の道を踏み出した。
驚くべきスピードで事業を拡大させながら、広宣流布の大願を成就するために、ひたすら人材の育成に注力する戸田城聖であった。
-------------------------------------------------
さて、小説・人間革命とは何であろう。
個々自らが応用して読むことが大事ではないか。
先師が、莫大な経済的負債と健康被害を受けながらも、祈り、行動し、あらゆる苦難を乗り越えたように、また、偉大な創価学会を再構築され、途方もない数の大折伏を果たされたように、私たちもまた、自らの人生の苦難を乗り越え、広宣流布の使命を果たせるか否か。
時代は違えど、私たちの周囲には迷いや苦しみ、悩みと不幸が充満している。私たち自身も、様々な苦難に遭遇することもあるだろう。
実は、私たち自身が、小説・人間革命のドラマの主人公なのだ。
私たちが地域や職場で、信心根本に人間革命を果たし、勝利することが、この小説を「身で読む」ことになる。観念で読むのでなく、行動と体験で読む。それが、本当の読み方だと思う。
さあ、先師に続こう。苦難を乗り越えて行こう。
自分にしかできない広宣流布を果たすために、我らは今日も祈り、今日も前進するのだ。

ランキング参加中★ご協力ください
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
人気ブログランキングへ

追伸:朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争など、沖縄の米軍基地は、そのすべての戦争の直接発進基地として使用されました。現在も、全国土の0.6%しかない沖縄県に、在日米軍基地の75%が集中しています。

by sokanomori | 2011-01-14 00:03 | 小説・人間革命感想文 | Trackback | Comments(4)

小説・人間革命 (妙悟空著)  

2010年 05月 28日

◇創価学会の宗教は、人間革命の宗教です。

戸田先生が書かれた「小説・人間革命」。
象徴的シーンが、下巻冒頭に描かれている。
過去、不良であった青年が、真っ当なサラリーマンに変身するシーンである。
-----------------------------------
政雄が買い物をする気もないのに、時々、ショーウインドーの前へ足を止めるのは、めざましく変わった自分の姿がウインドーの硝子(ガラス)に映るからである。
「変わったなあ!こんなにも変わるものかなあ!立派なサラリーマンじゃないか」
しっかり信心して、よい人間になろう」
脇目も振らずに働いて、叔父さんや伯母さんに恩返ししよう!」
政雄はそう考えると胸がふくらんできて、思わず大きく呼吸をした。
「瘋癲(ふうてん)は、もう、この世にはいない。ぼくは生まれ変わったんだ」
-----------------------------------
私も、生まれ変わった一人である。
まさに、自分の人生を振り返り、このシーンと同じように、「変わったなあ!こんなにも変わるものかなあ!」と不思議に思うのです。
惰弱で、エゴの固まりのような私でした。それが、見違えるように、強く思いやりのある人間へと成長させていただいた。
信心をすれば、心が変わる。姿も変わる。行動、感受性、あらゆるものが良く変わる。
人は環境によって束縛されるけれど、その環境を変えゆくのも人間です。
運命に流される人生とは、惰性の人生です。運命を変える人生こそ、創価の人生です。

さて、この小説の巻末には、有名な戸田先生の獄中体験が描かれています。
仏が生命であること。最高の境涯であること。
この日蓮大聖人の仏法の真髄を悟った戸田先生の叫びで、この小説は終わります。
まさに、創価学会は、この戸田先生の獄中での覚醒‥すなわち、戸田先生の人間革命によって生まれたものです。創価学会の宗教とは、人間革命の宗教なのです。
戸田先生の「小説・人間革命」は、庶民的な独特の味わいがあります。
まだ、お読みでない方は、是非、読んでみてください。

ランキング参加中★ご協力ください
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
人気ブログランキングへ

追伸:私も、苦難の中で、掴んだ体験があります。
私の体験記事は、→ここをクリック!

by sokanomori | 2010-05-28 22:00 | 小説・人間革命感想文 | Trackback | Comments(6)