ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 県政ニュース > 平成24年産狭山茶の安全確認の徹底について

県政ニュース

平成24年産狭山茶の安全確認の徹底について

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年4月24日更新
部局名: 農林部
課所名: 農産物安全課
担当名: 有機・安全生産担当
担当者名: 落合
内線電話番号:4057
直通電話番号: 048-830-4057
Email: a4070-05@pref.saitama.lg.jp

 平成24年産狭山茶について、食品中の放射性セシウムの新基準値10Bq/kg(飲用状態)を超えたお茶が流通することのないよう、栽培段階、加工段階、流通・販売段階の3段階のチェックにより、安全確認の徹底を図ります。

1 栽培段階での安全対策

 (1)実施時期

     平成23年10月~平成24年4月

 (2)放射性セシウム低減対策

     生産者は、茶園の放射性セシウム濃度を低減させるため、茶の木の表層の葉を刈り落とす整枝(せいし)を、秋と春に徹底的に実施。

 (3)茶業研究所の定点調査結果

     茶業研究所の定点観測では71Bq/kg(平成23年10月)から12Bq/kg(平成24年4月)まで低減。

  参考 図1[PDFファイル/55KB]

 (4)茶園調査結果(3月)

     本年3月に県内352か所の茶園の放射性セシウム濃度を調査した結果、県内の茶園の98.5%が100Bq/kg以下であることを確認。

     一方で、山間山沿い地域など、基準値を超える可能性がある茶園20か所があることが確認されたことから、

     これらの茶園は、この春の新芽の追跡調査を実施。

      最終的に新芽で100Bq/kgを超えた茶園は、加工を行わないよう茶業者への指導を徹底。

  参考 図2・3[PDFファイル/128KB]

 2 加工段階での検査

 

 (1)検査の概要

     全荒茶工場について新茶の出荷が始まる前の段階で荒茶を飲用状態で検査し、

     安全を確認する。確認が済んだ荒茶工場から出荷を開始する。

 

 (2)検査時期及び検査対象

    (ア)一番茶

       ・平成24年5月上旬~6月上旬

       ・県内の全荒茶工場(237か所)から各1検体、摘採茶園のある市町村から

        3検体以上を検査

 

    (イ)二番茶

       ・平成24年7月上旬~下旬

       ・一番茶の調査結果を勘案しながら、工場を抽出し検査

 

 

 (3)サンプリング

     県職員と市町村職員が荒茶工場を訪問し、製造者立合いのもと、任意の検査用サンプルを直接採取する。

 

 

 (4)分析・検査

     飲用状態でチェックを行い、安全の確認を行う。

      ・厚生労働省による登録検査機関において検査

       (荒茶を30倍量の湯(90℃)で60秒間浸出させ、40メッシュの茶こしでろ過した浸出液をゲルマニウム半導体検出器で検査。)

 

  (5)出荷の取扱い

    飲用状態の検査結果が10ベクレル以下であることを確認する。 →   出荷開始

    (飲用状態で10ベクレルを超えた場合、茶期ごとに市町村単位で出荷制限)

 

 

 (6)検査結果の取扱い

    検査結果判明後速やかに公表する。

    (公表内容は検体の生産市町村名及び検出数値)

 

 3 流通・販売段階での検査

  流通品については、食品衛生法に基づき保健所が検査を行う。

  基準値を超えた場合、製品(製造ロット)ごとに回収を指示する。

 

【問合せ先】

(栽培段階については)

 農林部 生産振興課

 花き・果樹・特産担当 持田・武末・吉田

 直通 048-830-4146

 内線 4146

 E-mail:a4130-02@pref.saitama.lg.jp

 

 (加工段階での検査については)

 農林部 農産物安全課

 有機・安全生産担当 落合・長嶋

 直通048-830-4057

 内線 4057

 E-mail: a4070-05@pref.saitama.lg.jp

 

 (流通・販売段階については)

 保健医療部 食品安全課

 監視・食中毒担当 吉永・渋谷

 直通 048-830-3611

 内線 3611

 E-mail: a3420@pref.saitama.lg.jp