福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの状況が初めて公開されました。建物の天井が吹き飛び、プール自体がむき出しとなっています。

 こちらは、第一原発4号機の原子炉建屋5階部分にあたります。使用済み燃料プールはもともと建屋の内部にありましたが、水素爆発で天井が吹き飛んだため、現在、異物が入らないよう表面が白いシートで覆われています。シートの脇の別のプールにも水が入っているのが確認できます。また、すぐ向こうには、定期検査のため外してあった格納容器の黄色いふたも見えます。事故当時、この4号機の燃料プールには通常の3倍近い1500本以上の燃料棒が入っていて、冷却機能が損なわれましたが、現在は水温が27度前後に保たれています。

撮影:東京電力

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