数カ所のイベントスペースを中心に、年間を通じて住まいやインテリア・デザインに関連した多彩な展覧会を行っています。
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刺激や新しい視点の発見の場です。
避難 地形 時間 地図
縮退時代における都市の記述法(ノーテーション)へ
3/22(木)〜4/3(火)
ワークショップでの手描きによる地域の把握
コンピューターによる解析、評価
シムトレッドによる広域避難シミュレーション
東日本大震災を契機に、日建設計有志は震災復興ボランティアチームを結成しました。そのなかの「逃げ地図チーム」は、試行錯誤を繰り返し、安心して住み続けられる街づくりの基盤となる地図の記述方法「避難地形時間地図」(通称:逃げ地図)を開発しました。それは当初、震災直後の避難所や道路が破壊された地域に向けて避難ルートを導き出すためのものでした。ところが開発が進むにつれて、被災地のみならず、これから迎える 縮退時代の街づくりに欠かせないベースマップとしての可能性が見えてきました。地域の概要は地元の人たちと共作することで把握し、地元情報と直感による改善提案をコンピューターによる評価検証を行うことで、より高度な合意形成に基づく街づくりを可能にしようという試みです。その記述方法は、手描きからコンピューターによるものまで多岐に渡ります。この手法は被災地に限らず、リスクを低減しつつ、縮退していく地域とその文化を最小限の改変で守る試みにも通じます。つまり震災を通じて得られた知見を今後の日本の街づくりに生かす試みでもあります。
本展では、この地図を実際に利用しつつある地域を中心に横断的な展示を行います。地域ごとの違いが分かるように紹介し、「逃げ地図」のさらなる可能性を探ります。
展示内容
映像とパネル:逃げ地図
映像:ワークショップなどの様子、シミュレーション動画など
模型:地形の様子5点ほど
出展者
羽鳥達也/穂積雄平/今野秀太郎/小野寺望/谷口景一朗/長尾美菜未/馬場由佳/小松拓郎/酒井康史/宮澤功/朴玄淳
連動シンポジウム
避難地形時間地図 縮退時代における都市の記述法(ノーテーション)へ
開催日:2012年3月25日(日)
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協力
シムトレッドによる広域避難シミュレーション:木村謙/A&A
映像環境設計:右左見拓人/noTempo
模型制作:宮田明・黛早紀・上田基貴/BENA
会期 | 2012年3月22日(木)〜4月3日(火) ※水曜日(祝日を除く)休館 |
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時間 | 10:30〜19:00 |
会場 | リビングデザインセンターOZONE(7F リビングデザインギャラリー) 〒163-1062 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー |
主催 | 日建設計震災復興ボランティア部 逃げ地図チーム |
協力 | リビングデザインセンターOZONE |
入場料 | 無料 |
問い合わせ先 | 03-5322-6500(10:30〜19:00 水曜日休館) |