＜仙谷氏の名誉棄損認定＞新潮社に謝罪広告命令　東京高裁

　民主党の仙谷由人政調会長代行が週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の「新潮社」（東京都新宿区）に賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁（芝田俊文裁判長）は２４日、１００万円の支払いを命じた１審・東京地裁判決を変更し、新潮社に３３０万円と週刊新潮への謝罪広告掲載を命じた。

　問題となったのは、１０年１０月２８日号に掲載された記事。「赤い官房長官『仙谷由人』の研究」などの見出しで、当時官房長官だった仙谷氏が暴力団と関係があるように報じた。判決は「暴力団関係者との深い交際をうかがわせる事実は認められず、仙谷氏の社会的評価を低下させた」とした。【鈴木一生】

　週刊新潮編集部の話　軽々しく原判決を取り消して謝罪広告を命じており、到底納得できない。ただちに上告する。

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