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2012年04月22日

福島の子どもたちからの手紙「わたしは何さいまで生きられますか?」

福島の子どもたちについては、今まで何度かブログでも紹介させていただきました。(関連ブログをご覧ください。)はだかの王様を見抜いたのが子どもであることからもわかるように、真実を見抜くことができるのは子どもであるのは、古今東西論を待ちません。


から。哀しい子どもたちの声なき声をご覧ください。

小学校3年生
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小学校5年生
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 小学生に何歳まで生きられますかと聞かれるような国・政府が健全なはずはありません。放射能のガレキを全国に振りまくのではなく、子どもの健康のことを一番に考えないとおかしいのではありませんか。なぜ、この子どもたちのさけびを無視して、放射能をばらまき、さらには放射能という毒を作る原発を再稼働するのか、私には全く理解できません。毒を作って世界中の人たちを死滅することが電力会社の使命としか思えません。
 子どもに言われました「なぜ、電気を作るときに毒を作るの?つくんなきゃいいじゃん」と。
この言葉に、きちんと答えられる大人がいますか?「毒を作らないと、みんなが食べていけないんだよ。」とでも、説明するのですか。電力会社の本当の使命はなんですか。

通販のカタログ(表紙)
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 放射線量計が、育児関係の通販に平然と載っていますし、この線量計はアラーム機能がありません。(わざと省いているんでしょうか、子どもにストレスを与えないために)

 このような線量計が大々的に売られていることからも、この問題が決して福島に限定されるわけではないことがよく分かります(この通販誌は、全国で売られています)

 もう、放射能は風評被害ではなく、現実の問題なのです。ところが、福島では次のような催しをわざわざするそうです。
 
小学校鼓笛パレード復活 福島市教委が2年ぶり
 福島市教委は20日までに、東京電力福島第1原発事故の影響で昨年中止した市小学校鼓笛パレードについて、今年は5月16日に実施することを決めた。児童への放射線の健康影響に配慮し、パレード区間の短縮や放射線量測定の徹底など放射線対策を万全に実施する方針。
(中略)
 区間内の放射線量については今月5日に区間内9カ所で測定し安全性を確認したほか、開催2日前となる5月14日にも測定する。さらに当日は、参加全児童をバスで待機場所から送迎するほか、マスクを配布するなどの対策も講じる。
 市教委は「放射線に対する保護者の不安も理解できるが、鼓笛パレードの実施による子どもたちの成長がより重要と考えた」と話している。
(2012年4月21日 福島民友トピックス


 また、得意の外部被曝だけを測定する方法で安全だと称しているのでしょう。放射能が舞う中での鼓笛隊パレードは、肺の中に放射能を吸い込み、内部被曝につながります。なぜ、放射能を無視して、このような危険な催しをさせるのでしょう。教育委員会がもっとも大事だと思っていることはなんですか?

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posted by いんちょう at 07:28 | Comment(7) | 原子力
この記事へのコメント
SF小説かなにかフィクションものをみせられているような、それでいて本当に日本で起こっていることなんだと、血の気が引く思いです。どうして黙認して生きていけますか。
Posted by Etsuko Makino at 2012年04月22日 07:48
本当にSFみたいですね。

こんな手紙を子供が書かざるを得ない状況が悲惨です。

親たちの話していることを聞いて書いているのでしょう。学校では大丈夫とPRしてるようなので。

この状況が子供の心にどれだけの負担を課しているか。

親は子供に対しては、「大丈夫だよ」と安心感を与えつつ、即座に東日本を脱出するしかないのです。今スグに!
危機感・不安を植えつけつつ、そこに留まる事が一番問題だと思います。

戦争で爆撃が激しくなったら、すぐに疎開させたりしていたのに、「放射能」に関しては目に見えないから、危険と知りつつ住まわせ続ける。判断が間違っていると感じます。

Posted by アナンダ at 2012年04月22日 12:47
はじめまして。ドイツ在住です。
オンラインで読む日本の新聞のニュースからは知ることができない貴重な情報を いつも読ませて頂いています。

子供のための外出用のグッツの中に、
こんなものがある日本って、
どういう国なのか、全く理解出来なません。
何事も無かったかのように、携帯電話を持つかのように、ガイガーカウンターを持つ事が普通になって行くのかと思うと、背筋が凍り付きそうです。
これから夏に向けて、各地では野外での色々なイベントがあるでしょう。福島をはじめとした汚染の数値が高い地域で、今まで通りにそれらを行う事が「復興」とは、とても思えません。それは「洗脳」のように見えます。

現実を直視しない日本に、将来は無いように思います。
Posted by Sachie at 2012年04月22日 16:36
いつも拝読しています
昨日だか、熊日のお年寄りの話はなるほどやらせだと思いました
これも子供の気持ちはこんなのが多いんだろうなと思いますが、これに大人は入っていないのしょうか?
Posted by コウノ at 2012年04月22日 19:04
徳島県のHPより
http://www.pref.tokushima.jp/governor/opinion/form/652

 
がんばれ徳島。
Posted by 首都圏に住んでいます。 at 2012年04月23日 07:06
院長様、いつも情報有り難うございます。
タイトルを拝見し、ショックを感じます。
その答えを子供達は、ずっと待っているのではないでしょうか?

目の前にいる子供を救うことが出来るのは、唯一ご両親、周りの大人達だと。

情報統制され、放射能の話さえまともに出来ないとされる福島の方々が、避難がしやすい世論(福島原発の現状、放射能の危険性を強く訴えるなど)、環境を全国民で作り上げて行く必要があるのではないかと感じています。

未来ある子供達の将来を繋げてほしい。何が一番大切か、何を守るべきか、我々は真剣に考える時ではないでしょうか?
Posted by 思考 at 2012年04月24日 00:47
Sachieさん
ドイツ在住なのですね。
ドイツは立派な国です。
いち早く脱原発に舵をとりました。
国をリードしていく政治家が「政治哲学」をきちんと持っているからでしょう。

日本はというと・・・
政党間の争いごと、
党内での分裂、
訳のわからない人が有名人(タレントとかスポーツ選手等)であるがゆえに議員になる、
企業と繋がり(これもある意味「絆」)を持って私財を増やす、
仲良しこよしグループのメンバーだから大臣になる、
・・・・・そのような政治家・官僚が政権を握っています。

日本のこれからはどうなるのか、
子供たちの健康や未来は???
やはり、海外移住プランを視野に入れておかないといけないのでしょうか?

日本の政治家・官僚には是非とも「哲学」をお持ちになり、そのうえでご自分の専門分野(法律、経済、外交、産業、医療・福祉等)を生かして国民のための政治をしていただきたいです。






Posted by peko at 2012年04月24日 10:34
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