厳島神社:暴風で破損の大鳥居 屋根修復へ

毎日新聞 2012年04月24日 19時06分(最終更新 04月24日 19時19分)

修復のため足場が組みあげられた厳島神社の大鳥居。頂上部左上の銅板が剥がれている=広島県廿日市市宮島町で2012年4月24日、本社ヘリから宮間俊樹撮影
修復のため足場が組みあげられた厳島神社の大鳥居。頂上部左上の銅板が剥がれている=広島県廿日市市宮島町で2012年4月24日、本社ヘリから宮間俊樹撮影

 世界遺産・厳島(いつくしま)神社(広島県廿日市市宮島町)で24日、今月3日の暴風で破損した大鳥居(国重要文化財)の屋根部分を修復するための工事用足場がほぼ組み終わった。施主の同神社によると、4月末までに全体を防護シートで囲い、破損状況を調査した後に修復を始める。6月中旬には、元の美しい朱塗りの大鳥居を見ることができるという。

 大鳥居は高さ約16メートル。「爆弾低気圧」による3日の暴風で、檜皮(ひわだ)ぶき屋根を覆う銅板の一部(長さ約3メートル)が剥がれ、19日から足場を組み始めた。

 大鳥居は平安時代に建立され、現在のものは1875(明治8)年に再建された8代目。観光で厳島神社を初めて訪れた千葉市の会社員、篠崎瑠美さん(26)は「工事をしているとは知らなかった。大鳥居がはっきり見えず、がっかり」と話していた。【石川裕士】

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