'12/4/24
黄砂にかすむビル群 広島<動画あり>
中国地方の広い範囲が24日午前、黄砂のベールに包まれた。広島市中心部では、ビル群や周りの山々の輪郭がかすんだ。
広島地方気象台によると、広島市中区では午前10時現在、水平方向に見通すことができる距離を示す「視程」は8キロ。平和大通り周辺では新緑や花壇の彩りも白くにじんだように見えた。中区では23日に続く観測。他は岡山市北区8キロ▽松江市12キロ▽鳥取市10キロ。
同気象台は、25日も山口県を除く同地方の広い範囲で飛来すると予想。「洗濯物を屋内に干すなど対策を」と呼び掛けている。
黄砂は中国大陸内陸部で乾いた砂が巻き上げられ、風に乗って日本列島に運ばれる。例年、春に多く観測される。
【写真説明】飛来した黄砂でかすむ広島市中区の平和大通り沿い=24日午前10時30分(撮影・高橋洋史)