渋谷ヒカリエ:26日開業…東急の高層複合ビル
毎日新聞 2012年04月24日 20時04分(最終更新 04月24日 21時33分)
東京急行電鉄は26日、東京・渋谷駅東口に高層複合ビル「渋谷ヒカリエ」を開業する。働く女性を意識した品ぞろえの商業施設を出店するほか、本格的ミュージカルを上演できる約2000席の劇場「東急シアターオーブ」を7月18日にオープン。「若者の街」のイメージの強い渋谷に大人を呼び戻したい考えだ。
駅周辺の再開発事業の中核ビルとして、旧「東急文化会館」の跡地に建てられた。1日約300万人が利用する渋谷駅に直結。地上34階地下4階、延べ床面積は約14万4000平方メートルで、商業施設やオフィス、文化施設が入る。
東急百貨店が運営する商業施設「ShinQs(シンクス)」(地下3階〜地上5階)の約200の売り場、テナントのうち約7割は渋谷初登場。有機野菜の総菜や自然素材の化粧品なども扱い、幅広い年齢層への浸透を目指す。シアターオーブのこけら落としは、米ブロードウェーのミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」の48年ぶりの来日公演を予定している。
年間来館者の目標は1400万人。【宇田川恵】