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福島 教員採用試験ことしは実施4月24日 18時18分
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震災と原発事故の影響で県外に避難する子どもが相次いだことから、去年は実施が見送られた福島県の小中学校の教員採用試験について、ことしは被災した子どもの支援を強化するためにも人材を確保する必要があるとして実施されることになりました。
福島県では、震災と原発事故の影響で一部の学校が休校になったほか、およそ7600人の小中学生が県外に避難し、子どもの数が減少したことから、去年は小中学校の教員と養護教諭の採用試験が見送られ、高校での採用も一部の教科に限定されました。
福島県教育委員会は、ことしの採用試験について検討した結果、被災した子どもの支援の強化や福島の将来を担う教職員を目指す学生の県外流出を防ぐためにも人材を確保する必要があるとして実施を決めました。
県によりますと、ことしの採用人数は去年採用を見送った小学校で60人ほど、中学校で40人ほど、養護教諭で25人ほどになっているほか、去年採用を絞った高校で70人ほど、特別支援学校で50人ほどと、いずれもほぼ例年どおりの採用枠となっています。
採用試験は、7月に行われるということで、県教育委員会は「困難のなかだからこそ、福島県の復興に向けて教員としてやりがいのある教育ができると思います。意欲のある人には、ぜひチャレンジしてほしいと思います」と話しています。
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