人気アイドルグループ「AKB48」の大島優子(23)が、7月21日に公開されるディズニー/ピクサーの映画「メリダとおそろしの森」(マーク・アンドリュース、ブレンダ・チャップマン監督)でヒロイン役の声優を務めることになった。声優挑戦は2度目だが、ハリウッド映画に挑むのは初めて。大ファンだったディズニー/ピクサー作品での仕事に「もう感激です!! 全力で(主人公の)メリダを演じたい」と興奮している。
大島が声優としてハリウッド映画に進出する。憧れだった“夢舞台”。一番、喜んでくれたのは最愛の人だった。「この作品に参加する、と聞いたお母さんが一番、喜んでいました。お母さんもディズニー/ピクサーの作品が大好きなので。『え、あんたが!』みたいな感じで驚いていました」とほほ笑んだ
同作は映画「カールじいさんの空飛ぶ家」や「トイ・ストーリー3」を手掛けてきたディズニー/ピクサーの最新作。ピクサー作品では初の女性主人公となる王女メリダの冒険を描いた勇気と感動のファンタジー・アドベンチャーだ。
「ディズニー/ピクサー作品が大好き」だという大島。中でも一番のお気に入りは「トイ・ストーリー3」だという。「1、2、3と全部、見ていますが、3が一番泣いて、一番感動しました。17歳になったアンディが、おもちゃで遊ばなくなったという設定が当時の自分に重なり、感情移入しやすくて、好きな作品です」
アフレコ経験は初めてではない。08年公開のアニメ映画「ICE(アイス)」で「AKB48」のメンバーと一緒に挑戦している。ただし、今回はハリウッド映画のヒロイン役。「実は自分の声にあまり自信がなく不安に思った時期もありましたが、メリダになりきってやり遂げたい」と大島。メリダは自由を愛し、活発で好奇心旺盛。物語の中で王女としての自覚に目覚めて成長するひたむきな姿が、大島のイメージと重なり、今回の起用につながった。
「『これからどんな風に演じていこうか』と今からワクワクするとともに緊張もしています。メリダにピッタリだ、と感じてもらえて、見た人に勇気と元気を届けられるよう頑張ります」と、意欲をみせた。
◆ピクサー・アニメーション・スタジオ ルーカス・フィルムのコンピュータアニメ部門がその前身。1986年にスティーブ・ジョブズ氏らが1000万ドルで買収し、独立させた。当初はハードウェア会社だったが、デモ用にCGアニメを作ったことをきっかけに映像を製作。ディズニーと長編アニメの製作を契約し、その後、子会社に。代表作に「トイ・ストーリー」「バグズ・ライフ」「モンスターズ・インク」「カーズ」など。
[2012/4/6-06:01 スポーツ報知]