スマホ所有率は23.6％、Android が iOS を逆転

ディーツーコミュニケーションズ (D2C) は2012年4月18日、2月に行ったスマートフォン普及動向調査の結果を報告した。スマートフォンの普及率は23.6％であること、Android OS 端末所持者がそのうちの56.7％で、iOS 端末所持者を上回ったことなどを公表した。


同報告によると、調査対象全体におけるスマートフォンの所有率は23.6％で、2011年1月調査時の7.6％から16.0ポイント上昇した。スマートフォン利用者の63.5％は利用期間が1年未満だった。また、利用履歴からスマートフォン所有者の割合の推移を推計すると、2011年2月で8.3％、8月が15.6％、11月が18.4％、2012年2月が23.3％と、2011年後半からスマートフォンの普及が加速したという。

スマートフォンの OS は2011年調査と比較して iOS は57.7％から39.6％となり、29.1％から56.7％になった Android OS の逆転現象が見られた。通信事業者別では、ソフトバンクモバイルが2011年調査の61.0％から大幅にシェアを下げるも、38.5パーセントで依然として首位。以下、NTT ドコモが34.4％、KDDI が25.3％で続く。


スマートフォン所有者のうち、女性は38.9％で2011年調査から10ポイント以上の大幅増加が見られた。性年代別では、男女ともに20-29歳がそれぞれ48.3％、54.2％で最多。女性20-29歳のカテゴリは2011年調査の9.6％から40ポイント以上増加した。地域別でもっとも高い増加率を示したのは東北地方で、2011年度比19.4ポイント増。


スマートフォン非所有者の購入意向は全体では32.3％だが、15-19歳などは男女それぞれ60.0％、66.1％が購入意向を示すなど、主に若年層がスマートフォン購入意欲を持っていることが分かった。

同調査の対象は全国の15-69歳の一般生活者。エリアと人口構成比に合わせて回収・集計したという。有効サンプル数は3,000人。