原発撤退求める意見書提出の請願、本会議で一転採択/藤沢市議会

2012年3月14日

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　藤沢市議会は14日、原発からの撤退を求める意見書を市議会が政府に対して提出することを求めていた請願について、本会議で賛成多数で採決した。先立って審査した総務常任委員会では不採択とする委員会報告が出されていた。議会事務局によると、委員会報告の採否が「本会議で転じるのは異例」としている。

　請願は、政府が原発からの撤退を決断し、原発に依存しない再生可能なエネルギー政策を早急に構築することを求める意見書を、市議会が政府に提出することを求めている。

　12日の総務常任委員会では、委員の挙手が採否同数で、塚本昌紀委員長＝藤沢市公明党＝の裁決で「不採択」と決定していた。

　本会議で採択に賛成・起立したのは民主・社民（７人）、共産党藤沢市議会議員団（３人）、さつき会（３人）、みんなの党藤沢（２人）、神奈川ネットワーク運動・藤沢（１人）、アクティブ藤沢（１人）のほか、藤沢自民党に所属する佐賀和樹市議の計18人。不起立は16人。