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朝鮮王室の武具など 東京国立博物館が所蔵認める
2012/04/23 17:25 KST文字拡大 文字縮小印刷 つぶやく

【東京聯合ニュース】東京国立博物館が植民地時代に日本に持ち出された可能性の高い朝鮮王室のかぶとやよろいなどを所蔵していると公式に認定した。

 同博物館列品管理課の富田淳課長が23日、衆議院第2議員会館で開かれた韓国市民団体との懇談会で、朝鮮王室で使われた翼善冠(王や皇太子が政務を行う際に身につけた冠)とかぶと、よろいをセットで保有していると明らかにした。

 日本側が翼善冠などを朝鮮王室のものと認定したのは今回が初めて。これらは植民地時代に日本に持ち出された可能性が高いとみられている。

 富田課長は韓国市民団体の特別観覧の要求に対し「申請があれば慎重に検討する」と答えた。

 翼善冠などは植民地時代の日本の実業家、故小倉武之助氏が収集した「小倉コレクション」1100点に含まれていた。同コレクションは小倉氏の子息によって同博物館に1981年に寄贈された。韓国は1965年の韓日基本条約締結時に返還を要求したものの、日本側は個人の所蔵品との理由で拒否していた。

ikasumi@yna.co.kr