電力中央研究所:塀付近で炎上がる 火炎瓶と見て捜査
毎日新聞 2012年04月24日 12時21分(最終更新 04月24日 13時18分)
24日午前6時ごろ、東京都狛江市岩戸北2の電力中央研究所(電中研、本部・東京都千代田区)のコンクリート塀付近で炎が上がっているのを通行人が見つけ、近くの交番に届け出た。火はすぐに消え、けが人はなかった。現場に割れたガラス瓶が残されており、警視庁調布署は火炎瓶処罰法違反事件として調べている。
同署によると、施設の塀の外側にガラス片が散乱していた。16日も現場から約300メートル離れた路上で、ガラス片と何かが燃えたあとが見つかり、関連を調べている。
電中研は電力主要各社が運営資金を出している一般財団法人。施設で送電システムや原発の安全性などを研究していた。電中研は「被害に遭う心当たりはなく、捜査の進展を待ちたい」とコメントしている。