24日午前6時ごろ、東京都狛江市岩戸北2丁目の一般財団法人・電力中央研究所(本部・千代田区)の施設前の路上で「火炎瓶のようなものが燃えている」と、通行人の男性が近くの交番に届け出た。けが人はなかった。警視庁は何者かが火炎瓶を投げつけたとみて火炎瓶処罰法違反容疑で調べている。
調布署によると、警察官が駆けつけると、同研究所のコンクリート製の塀(高さ2メートル)の前に茶色の瓶の破片が散乱していた。16日未明にも、現場から約250メートル離れた住宅前の路上で、茶色の瓶の破片と焦げ跡が見つかったといい、署が関連を調べている。
同研究所は電力事業者が全額出資し、1951年に設立。狛江市の施設には原子力技術研究所があり、主に原子力発電の研究や開発をしているという。