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復興期の精神 (講談社学術文庫)
 
 

復興期の精神 (講談社学術文庫) [文庫]

花田 清輝
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商品の説明

内容紹介

戦時下執筆の比類なき抵抗の書にして代表作 ルネッサンスを生きたダンテ、ダ・ヴィンチら22人の生の軌跡を追求、滅亡に向かう文明の復活の秘密を探る。大胆なレトリックと苛烈な批判精神が横溢する名著! --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

大胆なレトリックと弁証法を駆使して、ヨーロッパの文芸復興期を生きたダンテ、レオナルドら22人の巨人の軌跡を追求した特異なルネッサンス論。衰亡した文化の復活の秘密を探る論理の展開は、執拗かつ独創的で、読む者の意表をつき、現実の変革のためには必死の抵抗以上外に道はないと説く著者の批判精神は、鋭くそして重い。ルネッサンスを語りながら、戦時下の日本の現実の姿を浮彫りにし、「転形期にいかに生きるか」を示唆した名著。

登録情報

  • 文庫: 286ページ
  • 出版社: 講談社 (1986/08)
  • ISBN-10: 4061587501
  • ISBN-13: 978-4061587502
  • 発売日: 1986/08
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 独創的レトリック-手法、ルネッサンス期の巨人-対象、転換期の状況-抵抗する精神, 2008/7/1
作家はある程度だが、某系譜に属するとする説明が可能である。しかしながら、花田清輝という作家に関してはそのような見立ては無理強いしてもまったく意味がない。韜晦癖にあいまって独特なレトリックでもって読み手を煙に巻いてしまうのだ。ならば読み手は書かれた本のみに集中してみよう。代表作「復興期の精神」を紐解けば分かるがレオナルドであれコペルニクスであれポーであれ、それが宗教家であろうが童話作家であろうが画家であろうがレトリックを用いて縦横無尽に精神を躍動させる。黒澤明の白黒映画にあった主人公の目の輝きに似た感覚さえ脳裡に蘇る各章は、いわば灰の中のダイアモンドとも評すべきか。書かれたのは戦中であり当然ながら思想への監視や厳しい言論弾圧の最中であった。確かに吉本隆明が批判したような目立たぬ程度の反抗にすぎなかったともとられる部分はあるだろう。しかし、息詰まるような状況下でこれほどの純度の高い強烈な本を書くことの出来る花田はやはり時代を刻んだ一箇の作家なのだ。作家はつくることが本業である。政治的であろうがなかろうが作家たる足跡を残せばいいのである。もっとも、花田清輝はその足跡をもかき消そうと試みる作家なのだから困ったもので、そんな点が本のみならず作家への興味を惹き時代を超えて再読されるのだろう。孤高なる精神の筆なるものは一筋縄にはいかないのだ。本文庫末にある池内紀の解説もなかなかに秀逸なものである。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 読ませる!, 2005/10/14
レビュー対象商品: 復興期の精神 (講談社学術文庫) (文庫)
花田がルネサンスに生きた数々の巨人を
描き出す。
描いた姿が本当の姿かどうかなどは
どうでもいいことで
むしろ花田の中にあるさまざまな精神が
いろいろな名を借りて現われ出ているという感じ。
それぞれの人物が生き生きと描かれており
読ませる書物である。
一つ一つの章が完結しているので
すきな人物いや精神の部分は
何度も繰り返し読んでしまった。
これをよんで刺激をうけ
自分の中に新たなる力が湧き出てくる感じがする
そんな書物である。
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5つ星のうち 5.0 今でも色褪せない文章, 2012/3/5
最近、河出さんから大杉栄のムックが出てましたがそんなモノよりもこちらを強く勧めたい。
もっと大きく取り上げられるべき人だと思います。
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