逮捕の少年“仮眠とらず夜通し運転”4月24日 4時17分
23日、京都府亀岡市で登校中の小学生の列に軽自動車が突っ込み、10人が死傷した事故で、運転していた少年らは「途中、食事のためファストフード店に立ち寄った以外は、仮眠も取らずに夜通し運転していた」と供述していることが、警察への取材で分かりました。
警察は、知り合いの車を借りて遊びで運転し、居眠りで事故を起こしたとみて調べています。
23日朝、亀岡市篠町の道路で集団登校していた小学生の列に軽自動車が突っ込み、2年生の小谷真緒さん(7)と登校に付き添っていた松村幸姫さん(26)の2人が死亡し、2人の小学生が重体になるなど合わせて10人が死傷しました。
軽自動車を運転していて逮捕された亀岡市の18歳の少年は無免許で、警察の調べに対し、「居眠りをしていた」と供述しているということです。
また、同乗していた友人の大学生と専門学校生も無免許と知りながら運転させたとして、道路交通法違反のほう助の疑いで逮捕されました。
その後の調べに対し、少年らは「夜になって車の運転を始め、途中、ファストフード店に立ち寄って食事をとった以外は、仮眠もとらず、亀岡市内を中心に夜通しドライブしていた」と供述しているということです。
事故を起こした車は、知り合いから借りたものとみられ、警察は、遊びで夜通し運転した末に居眠りで事故を起こしたとみて調べています。
“運転していたとは知らなかった”
運転していた18歳の少年の父親は、取材に対し、「23日朝、本人から携帯電話で『大変な事故を起こしてしまった』と連絡がありました。2年ほど前に無免許でミニバイクを運転し警察に検挙されたことがあり、そのときは叱ってもう二度と運転しないと約束させました。無免許で車を運転していたとはまったく知らなかったし、誰の車を運転していたのかも分かりません。亡くなった方やけがをされた方に本当に申し訳ない」と話しました。
また、少年の兄は取材に対し、「弟が無免許で車を運転しているとはまったく知りませんでした。亡くなった人やけがをした人には本当に申し訳ないと思っています。今回の事態を家族として受け止め切れていない状態です」と話していました。
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