できごと【橋下徹研究】第1部 口達者のハシゲ(5)花園3トライ+(2/3ページ)(2008.7.31 16:16

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できごと

【橋下徹研究】
第1部 口達者のハシゲ(5)花園3トライ

2008.7.31 16:16 (2/3ページ)高校ラグビー

 一方で、体育会的なものには、常に「理不尽さ」がつきまとう。中学時代のラグビー部では、タックルなどで転んでできたかさぶたは「ハンバーグ」と呼ばれ、先輩たちは、橋下ら後輩の腕や足にいかに大きな「ハンバーグ」を作るかを競い合ったという。

 高校時代も、1年生の夏合宿は特に厳しく、炎天下のグラウンドを数時間走り続けるのは当たり前。体のできあがったOBや上級生とのタックル練習では地面に何度もたたきつけられ、最後には起きあがれなくなる生徒もいたという。

 「さぼり癖」を指摘されてはいたものの、6年間の体育会生活に耐えたことは、橋下の大きな自信につながったに違いない。ただ、そうした根性主義的な要素に加え、何事も本番に強いというたぐいまれな性格から見れば、「できない人間」の存在がもどかしく感じられることもあるのではないか。「自分には簡単にできることが、他人にはなぜできないのか」という苛立(いらだ)ちである。

× × ×

 

 「見透かされていたようですね。僕の内面がよく表れてます」。今月29日にインタビューに応じた橋下は今回の連載の感想について苦笑しながら、そう話した。ただ、自身の性格を改めて問うと、「僕はみなさんが思っているようなパーフェクト人間じゃない」と答えながらも、次のように述べた。

 「昨日もね、イベントで僕がテレビに映るのに、職員が大阪府の宣伝用ののぼりを飾らなかった。たった30秒のスポットだったとしても広告費に換算すればいくらになるのか。そんな発想すらできないことが僕には不思議でならない。公務員は絶対に倒れない組織にもたれかかってるから、感覚が麻痺(まひ)してるんでしょうね」

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