沖縄の人はパワーある 「ピース」又吉直樹に聞く

父の故郷・沖縄について語るお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹=宜野湾市・沖縄コンベンションセンター

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2012年3月27日 10時48分

 第4回沖縄国際映画祭で上映された「タバコイ―タバコで始まる恋物語」にお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹が初主演している。又吉は父親が名護市出身の県系2世。沖縄に対する思いなどを聞いた。(高崎園子)

 ―大阪出身だが、大阪の家庭に沖縄の影響はあったか。

 「沖縄の料理が普通に食卓に出たし、父が弾く三線やシーサーもあった。又吉家では普通になっていた言葉が実は沖縄の方言だった、というのもいくつかある」

 ―沖縄の思い出は。

 「父は高校を卒業してすぐ大阪に出たが、祖母、父の兄弟も皆沖縄に住んでいる。子どものころは年に1、2回、正月や夏休みに遊びに来ていた。沖縄の人は、すごく明るい。ぼくの親戚もそうだがパワーがある。戦争などの(悲しい)歴史があって、それでも明るいというのは素晴らしいことだと思う。(基地の問題など)すごくシンプルに、なければいいと思う」

 ―沖縄を意識するか。お笑い芸人になったことへの影響は?

 「沖縄はこうだ、お笑い芸人とはこういうものだと明確に意識したり、決めることはない。それをすると、それに合わす作業が必要になり、うそになる。ぼくは素でいたい。芸人の世界に伝わるいろんなことに影響されずに自分の好きなことをやろうと思ってやってきた。沖縄(県系)でなくてもお笑い、というか、自分がやりたいことをやっていたと思う」

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 映画祭は宜野湾市の沖縄コンベンションセンターを主会場に31日まで開かれる。

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