'12/4/23
広交路線バス、走行中に出火
23日午前8時ごろ、広島市東区牛田新町3丁目の国道54号で、広島交通(西区)の桐陽台発広島バスセンター行き路線バスから出火、運転席下の配線などを焼いた。
広島東署などの調べでは、信号待ちで停車中に、運転手男性(40)がクラッチペダル付近から火花と煙が出ているのに気付き、近くの不動院バス停に停車。乗客約30人を中央のドアから降ろした直後、運転席下から火が上がったという。
運転手男性が車内に備え付けの消火器で消し止め、119番。乗客は後続のバスに乗り換えた。この影響で、広島駅発大林車庫行きの1便が運行を取りやめた。
同社によると、このバスは1995年から使用。運行前の日常点検に加え、3カ月ごとにクラッチ系統や配線を含む車両点検をしているが、3月8日の点検で異常は確認できなかったという。
【写真説明】出火したバスを調べる消防署員たち(23日午前8時35分、広島市東区牛田新町3丁目)