中国が北朝鮮との関係深化を明言、正恩氏にも賛辞

2012年 04月 23日 14:21 JST
 
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[北京 23日 ロイター] 中国の戴秉国・国務委員は、北京を訪れた北朝鮮の金永日・朝鮮労働党書記と会談し、北朝鮮との関係を深化させることを明言した。中国外務省が22日夜、声明を発表した。

外務省のウェブサイトによれば、戴氏は「中国が北朝鮮との友好な協力関係を、新たにより高い水準に発展させるための労を惜しまない」と発言。また、金正恩第1書記を称賛し、「その指導の下に、朝鮮の党、政府と人民が強盛国家建設において新たな成功を収めていくことを信じている」と述べた。

公開された戴氏のコメントの中には、北朝鮮が人工衛星と主張するミサイルの打ち上げ失敗についての言及はなかった。

中国は、国連安全保障理事会が16日に採択した北朝鮮非難声明に合意しているが、これまで北朝鮮への制裁強化などには応じていない。

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4月23日、中国の戴秉国・国務委員(写真)は、北京を訪れた北朝鮮の金永日・朝鮮労働党書記と会談し、北朝鮮との関係を深化させることを明言した。ロンドンで昨年9月代表撮影(2012年 ロイター)

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