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仏大統領選 極右の動向焦点に4月23日 10時48分
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22日に行われたフランス大統領選挙は、野党・社会党のオランド候補が1位になり、これに続く現職のサルコジ大統領との間で、来月、決選投票が行われることになりました。
決選投票では、予想以上の票を得て3位になった極右政党の候補の支持者が、どのような動きを見せるかが焦点になりそうです。
22日に投票が行われたフランス大統領選挙は、開票作業がほぼ終わり、内務省によりますと、最大野党・社会党のオランド候補の得票率が28.6%で1位、次いで現職のサルコジ大統領が27.1%で、当選に必要な過半数の票を得た候補がいなかったため、来月6日にこの2人による決選投票が行われることになりました。
一方、3位に入ったのは、移民の受け入れに対する厳しい規制などを掲げる極右政党「国民戦線」のルペン候補で、得票率は18%と予想以上に票を伸ばしました。
ルペン候補は、前々回の2002年の大統領選挙で決選投票に進んだジャン=マリー・ルペン氏の三女で、今回の得票率はそのときを上回っています。
決選投票では、オランド候補が引き続き優勢を保っていますが、ルペン候補の支持者にとってはオランド候補より右派のサルコジ大統領の方が政治的に近いだけに、今後、どのような動きを見せるかが焦点になりそうです。
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