美姫、来季へ準備も「決断には至ってない」

　フィギュアスケート・世界国別対抗戦（２２日、国立代々木競技場）フィギュアスケート世界国別対抗戦の出場選手らによるエキシビションが２２日、東京・国立代々木競技場で行われ、今季休養した前世界女王の安藤美姫（２４）＝トヨタ自動車＝がゲストで登場した。

　注目される今後について「決断には至っていない」と明言を避けたが、来季のグランプリシリーズに向けて「ショートプログラム（ＳＰ）の振り付けを依頼してある」。ただ、「戦う気持ちが湧かなければ早めにキャンセルする」とも話した。

　また、高橋成美（２０）＝木下ク＝とのペアで日本の初優勝に貢献したカナダ国籍のマービン・トラン（２１）は「五輪は誰もが目指す舞台。今大会で自分が役割を果たせることは分かった」と日本国籍の取得へ初めて前向きな姿勢を見せた。

　取得には「５年以上日本に住所を有すること」など諸条件を満たす必要があり、現状では２年後のソチ五輪出場は厳しい。ただ、特別な功労があった外国人は特例が認められるケースもあり、日本スケート連盟の橋本聖子会長も支援する考えを示した。

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