登校中に車 小学生と妊婦が死亡4月23日 15時8分
23日朝、京都府亀岡市で登校中の小学生の列に軽自動車が突っ込んで10人がけがをした事故で、意識不明の重体になっていた小学校2年生の女の子と26歳の女性の2人の死亡が確認されました。
女性は妊娠中でお腹の赤ちゃんも助かりませんでした。
このほか小学生2人が意識不明の重体です。
23日午前8時前、亀岡市篠町の府道で、安詳小学校の児童らが集団登校する列に軽自動車が突っ込みました。
この事故で、小学校1年生から5年生の女の子8人と男の子1人、それに保護者1人の合わせて10人がはねられてけがをしました。
警察によりますと、このうち、意識不明の重体だった2年生の小谷真緒さん(7)と別の児童の保護者の松村幸姫さん(26)の2人の死亡が確認されました。
松村さんは妊娠7か月くらいでしたが、お腹の赤ちゃんも助かりませんでした。
また、3年生の横山奈緒さん(8)と1年生の西田琉輝くん(6)が、依然、意識不明の重体で、このほか4人が重傷だということです。
この事故で、警察は軽自動車を運転していた亀岡市の18歳の少年を逮捕して自動車運転過失致死傷の疑いで調べています。
少年は無免許運転で、調べに対して、「子どもたちに当たったのは間違いないです」と話しているということです。
警察によりますと、現場の道路は幅6メートルほどの緩やかなカーブで、当時は登校の時間帯のため西向きの一方通行になっていて、車は子どもたちが西向きに歩いている後ろから突っ込んだということです。
車には、逮捕された少年のほか2人の少年が乗っていて、少年らは「同級生の仲間で一晩中、ドライブしていた」と話しているということで、警察が事故の詳しい状況を調べています。
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