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警視庁西新井署は21日、牛丼チェーン店「すき家」の足立扇店(東京都足立区)に侵入し、店員を刃物で脅し「カレーと金を出せ」と脅迫したとして、強盗未遂容疑で同区のとび職・狩野雄人容疑者(57)を逮捕した。牛丼店でカレーを要求した同容疑者は、容疑を否認しつつも「腹は減っている」と“動機”を話している。
未遂には終わったが、すき家“強盗”事件史上最大の「迷言」が飛び出した。西新井署によると、狩野容疑者は21日午前3時20分ごろ、東京都足立区の「すき家」足立扇店に侵入し、女性店員にカッターナイフを示しながら「カレーと金を出せ」と脅迫。しかし、もう1人の男性店員が非常ベルを鳴らしたため、何も奪わずに逃走した。
付近を警戒中だった西新井署員が現場から約300メートル離れた場所で狩野容疑者を発見し、任意同行を求めた。その後、店の防犯カメラに容疑者とみられる人物が写っていたことで、同容疑者を強盗未遂容疑で逮捕した。
所持金のなかった狩野容疑者は、調べに対し「身に覚えがない」と容疑を否認しているが、署員に「腹が減っているのか」と聞かれると、ひと言「腹減っているよ」とポツリ。空腹だったことは認めている。
同店を訪れるのは初めてだったという容疑者だが、自宅は環状7号線を挟んで店からわずか直線距離約200メートルの地点にあるアパート。21日午後は人の気配もなく静まりかえっていた。
「すき家」での強盗事件は2010年3月ごろから頻発。警察庁の調査では、昨年1~9月の全国の牛丼チェーン店での強盗(未遂含む)事件のうち約9割が「すき家」で発生していた。
同庁は、原因を〈1〉深夜時間帯の1人勤務態勢〈2〉店内に多額の現金を保管〈3〉出入り口付近に1台のみ設置したレジ、などと分析。同チェーンを展開する「ゼンショー」は改善要請を受け、問題点を順次解消していた。さらに、緊急通報のための小型ワイヤレス端末を店員に携帯させるなどの対応を取っていたことが今回の速やかな逮捕につながった。
被害に遭った足立扇店の店員は「半年ぐらい前から深夜が2人勤務になり、安心できるようになりました」と話している。
◆食べ物も奪われた主な「すき家」強盗事件
▽2010年10月 北海道滝川市の「12号滝川東町店」で、牛丼を食べ終えた男が工具を店員に突き付けて現金を要求。もみあいになった末、何も奪わず逃走。被害は牛丼のみ。
▽12年1月 川崎市の「川崎市役所通り店」で、客を装った男が男性店員を刃物で脅し、現金約5万円と牛丼特盛弁当2個を奪い逃走。弁当を注文して店外へ出たが、出来上がるころに戻って犯行に及んだ。
(2012年4月22日06時03分 スポーツ報知)
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