このブログを見に来てる同業のミュージシャンやシンガー、スタッフの人たちにもぜひ読んでもらいたい!と思って(無断ですが)コピペしました。
毎月のお小遣いが3000円の立場としては、タダで高音質フルサイズの曲が、簡単にDLできるのは本当に魅力的ですし、みんながやってることなんだから私もタダでDLしてみようか…と何度も思ったことがあります。
しかし、自分は新しく買ったCDを棚に並べて、少しずつ宝物のような大好きな音楽を増やしていく感覚が好きなので、いつもCDで買います。
お金を払うと、音楽が自分のモノになる気がするんです。
違法DLに慣れたらお金払って曲買うなんて馬鹿みたい…と思うようになるかもしれませんが、大好きな音楽には、素敵な時間を提供してくれたお礼としてお金を払いたいです。
コンサートのあと、素晴らしい演奏をした演奏家に拍手をするのが当たり前であるように、素晴らしい曲を提供したミュージシャンや音楽業界にお金を払うのは当たり前なんじゃないでしょうか。
…初めて赤文字使った(^_^;)。
Bmさん、お小遣いが3000円ということは中学生くらいでしょうか…?
すごくしっかりした考え方、文章で、自分が中学生の頃のことを考えると驚いてしまいます。
どうもありがとう!
あなたのような方が増えてくれると、良い音楽も映像も、もっとたくさん生まれてくるでしょう(^_^)。
エンターテインメントの仕事をしている人間は、「こういう若い人たちがいる」ということをしっかり肝に命じて、良い作品を生み出すためにベストを尽くさなければダメです。
少ないお小遣いの中からお金を出してもらうのだから。
ちなみに、僕のアニソン系楽曲やボカロ系で時々ギターを弾いてくれるRYO★T君も「気に入ったら必ずCDを買う」派ですが、21才の彼の周りでは変人扱いされてしまうそうです(^_^;)。
うーん。
僕が今中学生だったら、たぶん友達同士でファイル交換したり「コレいいじゃん!」とコピーしまくってると思います(^_^;)。
実際、昔はレコードやCDを借りまくってたし…。
でも、ホントに好きになった曲や、お気に入りのアーティストの作品だったら、応援したくなるので買うでしょうね。その人たちが活動を続けることができるように。
逆に言えば、そういう風に思ってもらえる音楽を作らないとダメですね!
僕みたいなノージャンルで雑多な音楽を作っている人間がこういうことを言っても説得力に欠けてしまいますが、少なくとも「やっつけ仕事」をしたことはない、と断言できます。
それと、CD売り上げ激減の一員として、ミュージシャン自身がCDをあまり買わなくなったということもあると思います。
90年代は1か月で20~30枚のCDを買ったりしてました。タワレコの試聴機コーナーで3時間粘って新譜をチェック、なんてこともザラでした。1曲でも気に入ったらアルバムを買うしかなかった…。
今だったら、iTunesで90秒も試聴してバラで買うことができますが。
制作会議とかで「今度は○○みたいな感じでいきたいんだよね~」という話が出れば、自分がほとんど知らないアーティストでも「ああ、アレね~、いいよね~!」とか言って、帰りにタワレコに速攻で行ってまとめて買ったり、とかね(笑)。
僕だけでなく、周りもみんな膨大に買ってました。
5千枚~1万枚のレコード持ってるDJなんてゴロゴロいたし、Key of LifeのメンバーだったDJ MOCHIDAなんか、レコード置き場のためだけに自宅以外に部屋を借りたりして…。
僕のアレンジ師匠の清水信之さんや、「踊る大捜査線」の松本晃彦さんとかも、CDショップの新譜コーナーで店員を呼んで、「ココからココまで全部!」と50枚くらい、まとめ買いするとか言ってました。
さすがに売れっ子アレンジャーは違うなあ…!と感心した記憶が…(^_^;)。
制作費が潤沢にあってギャラも多かったからこそ、そういうことができたわけですが、時代とともに、だんだん変わってきました。
某作家事務所に業務委託してた時は「今度のコンペはこういう感じでお願いします」とmp3ファイルが送られてくるようになり、そのうち、mp3さえもなくなって、メールに参考曲のYouTubeアドレスが書いてあるだけ、とか…。
ちなみに、僕はこの「参考曲」システムというのが大嫌いで、そのせいでコンペをやらなくなってしまったのですが、それは本題と外れるのでいつか書きます(笑)。
そういうわけで、昔は1曲だけのためにCDを買ったり、友達が出したCDや小説などは必ず買ってましたが、最近ではiTunesかAmazon MP3がほとんど。あとはYouTubeですね。
友達のCDでも「いいね!」と思わなければ買わなくなってしまいました。ゴメン…。
HAMMER君とか、あれだけアーティスト仲間が多いのに、全部CDを買ってるというからホントに偉い!と思います。
ミュージシャンやDJが買わなくなったCD枚数って統計では全然出ていませんが、けっこう影響あるんじゃないかなあ…。
DJたちも最近はbeatportとかでWAVを買ったりしてますね。彼らはmp3やAACの圧縮音源は基本的に買いません(フロアで流すと低音がカスカスで踊れないので…)。
あれ?やっぱりなんか本題からズレてしまいました(^_^;)。
CDでもダウンロードでも、「ホントに気に入った作品」ならぜひ買って下さいね。
僕らも頑張りますので…。
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