REBORN!
□記憶と想い
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『まだかな…』
『もうちょっと、かな』
『…会いたいよ』
『大丈夫。…ちゃんと帰ってくる』
『もう少しだから』
『大丈夫。大丈夫だよ』
『約束だもん』
『絶対、帰ってきてくれるもん』
『…………何で?』
「………嘘つき」
「綱吉?」
何で?
何で、何で?
「何で帰ってきてくれなかったんですか!?ずっと、ずっと待ってたのに!」
「…」
「俺はずっとずっと1人で……寂しくて、帰ってこない雲雀さんが嫌になった」
「…ごめんね、綱吉」
そうだ。
ずっと、俺は怖かった。
雲雀さんに捨てられたんじゃないかって。
雲雀さんは約束なんか覚えてないんじゃないかって。
怖くて、寂しくて、憎くて。
でも、それと同じぐらい愛しかった。
「雲雀さん」
「なに?」
「もう、どこにも行かないでください」
「うん」
「ずっと、ずっといてください」
「いいよ」
「もし、また貴方がいなくなるようなことがあったら…。俺は貴方を殺してずっと俺のそばに置いておきます」
「………うん」
「俺はもう、貴方と離れるなんて嫌だから。そんなことがあったら俺は自分で自分を止められなくなる」