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障害者の6割 年収100万円以下
4月23日 6時23分

障害者の6割 年収100万円以下
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福祉施設で働く障害者の6割近くが、障害年金を含めて、年収が100万円以下にとどまっているという調査結果がまとまりました。
調査した障害者の支援団体は「働く場があっても自立した生活をするのが難しい現状を示している」と話しています。

この調査は、障害者が働く全国の福祉施設で作る団体「きょうされん」が、去年11月から12月にかけて行い、およそ1万人について回答がありました。
それによりますと、障害年金を含めた年間の収入は、「100万円以下」の人が最も多く、56%と6割近くを占めました。
次いで、「100万円から150万円以下」の人が36%、「150万円から200万円以下」の人が7%などとなっていて、「200万円」を超える収入がある人は1%でした。
また、9%の人が生活保護を受けて暮らしていました。
「きょうされん」によりますと、福祉施設での平均の工賃は、1か月1万3000円ほどにとどまっていて、ほとんどの障害者が、親に頼って生活せざるを得ないということです。
調査を担当した「きょうされん」の小野浩さんは、「1人暮らしをしている障害者は1割ほどしかいなかった。年金と働く場があっても自立につながっていないのが現状で、就労支援と所得補償をして状況を変えていく必要がある」と話しています。

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