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政治
【正論】初代内閣安全保障室長・佐々淳行 「尖閣一坪運動」で石原氏に続け
一、猪瀬直樹東京都副知事が「寄付金を募れば都民の税金負担分は軽くなる」と、国民的募金運動を示唆した
一、政府与党も迷惑顔ではあるが、案件が案件であるために、質問し反対する声はない
本来は国がやるべきことではあるが、国がやらないし、地権者が「民主党政府には売りたくない。石原都知事を信頼」と言って交渉に応じている以上、反対し難い空気が漂っていて、石原発言は国民に受け入れられたとみていい。
石原氏の尖閣への思い入れは決して昨日今日のものではない。
≪米国防副長官を閉口させる≫
かつて、駐日米国大使だったモンデール元副大統領が、「尖閣は日米安保条約第5条の対象外で、仮に尖閣で軍事衝突が起きても在日米軍は出動しない」と、安保条約への認識不足から大失言をしたとき、石原氏の憤激は凄(すさ)まじかった。怒りはその後も燃え続け、2001年9月10日に訪米して、都知事2選目の公約、「横田基地返還」を果たすとして、米国防総省でウォルフォウィッツ国防副長官と会談し、ポリエステル製樹脂の横田空域図を、「これが羽田、これが厚木、これが横田」と組み立て、驚く副長官に「とりあえず航空管制権の返還を」と迫った。
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