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政治
「花冷えの民主党」戦略なき強硬戦術に破綻の兆し… 地方から批判噴出
2012.4.22 22:23
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「この20年間、日本は問題が分かっていても自己決定できなかった。今こそやらなければならないことをやる政治を民主党は見せつける。引き続きしっかり支えてほしい」
とはいえ「決められない政治」をずるずる続けているのは首相自身だ。輿石氏の強い要請を受け、問責決議を受けた田中氏と前田武志国土交通相を続投させる方針を決めたが、この強硬戦術は自民党が根負けし、全面審議拒否を撤回することが前提となる。
これには公明党の協力が不可欠だが、公明党が自民党に完全に同調しないのは消費税増税法案にさっさとケリをつけ、早期解散したいからであり、民主党に同情しているわけではない。
これを取り違えた前原誠司政調会長は22日のNHK番組で「2閣僚は続投させるのが政府・民主三役会議の決定だ。自民党は言うべきことは国会で主張してほしい」と息巻いたが、公明党の石井啓一政調会長は冷たく言い放った。
「続投が許されると思っているなら勘違いだ」
自民党の大島理森副総裁は22日に和歌山市で講演し、消費税増税法案の審議入りについて(1)2閣僚の交代(2)社会保障と税の共通番号、年金交付国債に関する法案を特別委員会の審議対象から除外(3)衆院選マニフェスト(政権公約)のけじめ-の3条件を挙げた。
民主党の「甘い読み」はもはや破綻寸前。2閣僚の更迭を求める藤井裕久税制調査会長に同調する動きは広がりつつある。首相や輿石氏らは22日夜、都内のイタリア料理店で景気よく赤ワインを次々に空けたが、「花冷え」を酔いでごまかしただけなのか。
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