ありえないけど現実に起こってほしい!?
現実世界では運命的な出会いなんて、そうそうないもの。でもフィクションでは登場人物同士の出会いがなければストーリーが動き始めません。そのため作中では、街角での偶然の出会いや昔の知人との劇的な再会など、さまざまな出会いが描かれます。なかには超常現象的なシーンが登場するものも。そこで今回は男性333名に「ありえんだろうと思う漫画の出会いの展開」を聞いてみました。
Q.ありえんだろうと思う漫画の出会いの展開は?(複数回答)
1位 遅刻しそうになりパンをくわえてダッシュしたら曲がり角で美少女と激突 53.5%
2位 空から美少女が降ってくる 44.7%
3位 図書館で同じ本をとろうとして手が触れて「あっ」 21.6%
4位 意中の相手とぶつかり倒れ、相手の胸をむぎゅっとしてしまう 19.5%
5位 不良や酔っぱらいにからまれているところ助けてもらう 13.2%
■遅刻しそうになりパンをくわえてダッシュしたら美少女と激突なんてありえない!
・「そもそもパンを食べながら走れない。苦しいっす!」(26歳/その他/事務系専門職)
・「美女と激突したことなんか、今まで一度もない」(44歳/情報・IT/事務系専門職)
・「実際にあったらいいとは思う」(33歳/機械・精密機器/販売職・サービス系)
・「そんな都合よく美女はいません」(26歳/ソフトウェア/技術職)
・「誰かが実際にこのシチュエーションが起こる確率を出していたけれど、宝くじが当たるよりも低かった」(22歳/学生/その他)
■空から美少女が降ってくるなんてありえない!
・「普通に考えてほぼ100%ありえない。でも、そういう展開は嫌いじゃない」(29歳/建設・土木/技術職)
・「メリー・ポピンズでもない限り、そう簡単に人は降って来ない」(50歳以上/その他/技術職)
・「あったとしても、さすがに美少女は落ちてこないだろう」(34歳/人材派遣・人材紹介/経営・コンサルタント系)
・「ラピュタの飛行石がなければムリ」(34歳/ソフトウェア/技術職)
■図書館で同じ本をとろうとして手が触れるなんてありえない!
・「手が触れる前に普通は気づくだろうと思う」(43歳/電機/事務系専門職)
・「あると思うが恋愛には発展しないと思う」(25歳/小売店/販売職・サービス系)
・「そんな都合のよい偶然はありません」(50歳以上/情報・IT/技術職)
■意中の相手とぶつかって倒れ胸をむぎゅっなんてありえない!
・「現実にあったら警察沙汰になりそう」(28歳/情報・IT/技術職)
・「あったとしても良い発展に結びつきそうにない」(27歳/その他/技術職)
・「絶対ありえない。だけど、こういうシチュエーションを描いた漫画が多くて驚く」(28歳/運輸・倉庫/技術職)
■不良や酔っぱらいにからまれているところ助けるなんてありえない!
・「助けないでしょ~」(38歳/ソフトウェア/技術職)
・「見ず知らずの女性を助けようとする男なんて、逆に信用できない」(50歳以上/電機/技術職)
■番外編:こんな出会いの展開はありえない!
・たまたま出会ったすてきな人が実は最近近所に引っ越してきた人OR転校生だったなど:「そもそも、転校生ってなかなか来ないと思う」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・タイプの異性が偶然にも近所に引っ越してくる:「近所に来れば逆に白けてしまう」(31歳/自動車関連/営業職)
・昔好きだった幼なじみとバッタリ再会:「世の中そんなに甘くない」(38歳/その他/営業職)
総評
「そもそもパンをくわえて走らないでしょ」などの理由で1位になったのが、「遅刻しそうになりパンをくわえてダッシュしたら曲がり角で美少女と激突する」でした。他人とぶつかることはあっても相手が美少女とは限りませんしね。ちなみに「ありえないけど、こういうシチュエーションは好き」という声のように、お約束と分かっていてもワクワクする人が多いのも事実のようです。
2位に続いたのは、「空から美少女が降ってくる」でした。『天空の城ラピュタ』や、ミュージカル映画の古典的名作『メリー・ポピンズ』のようなファンタジックな作品で見かけるシーンですが、現実には事故以外こういうシチュエーションはまずありませんよね。その場合も、降ってくるのが美少女とは限らないわけで……。
「普通は事前に気がつく」などの理由で3位にランクインしたのが「図書館で同じ本をとろうとして手が触れて『あっ』となる」です。確かに静かな図書館では、本を探すのに夢中になっていたとしても近くにいる他人の気配にすぐ気づくものです。気配を殺して意図的に近づいたとかでないかぎり、現実にはありえないシチュエーションだと言えるでしょう。
僅差で4位になったのが「意中の相手とぶつかり倒れ、相手の胸をむぎゅっとしてしまう」でした。こちらも狙ってやるのでもない限り、現実ではめったに起こらないシチュエーションですよね。
ちょっと意外だったのが5位の「不良や酔っぱらいにからまれているところ助けてもらう」です。読者からは「日常では起こらない」や「そもそも助けない」という声が寄せられましたが、万一似たようなシチュエーションに出会っても見て見ぬふりは避けたいところ。
このほか、「たまたま出会った人が転校生だった」や「昔好きだった幼なじみとバッタリ再会」、「電車で隣に立つOR座って目があって会話が始まる」なども「日常ではまずないから」と票を集めていました。(文・山口優)
調査時期:2012年2月29日~3月6日
調査対象:マイナビ ニュース会員
調査数:男性333名
調査方法:インターネットログイン式アンケート