NHK岩手県のニュース　盛岡放送局

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被災小学校のボールがアラスカに

東日本大震災の津波で流されたと見られる、陸前高田市の小学校の名前が記されたサッカーボールなどが、太平洋を越えてアメリカのアラスカ沖合の島で見つかり、発見した男性は「持ち主が見つかれば自らの手で届けたい」と話しています。
アラスカ沖合のミドルトン島で見つかったのは、東日本大震災の津波で流されたと見られる、サッカーボールとバレーボールです。
先月、島の海岸に日本語の文字が書かれたボールがうちあげられているのを、アラスカ州アンカレジ近郊に住むデービッド・バクスターさんが、見つけました。
このうちサッカーボールには、「村上岬君がんばれ」、「２００５年３月長部小３年より」などと、名前や陸前高田市の小学校名が記されています。
また、バレーボールには、「詩織さん」という名前や、同級生らによると見られる寄せ書きが、書き込まれていました。
ボールを見つけたバクスターさんは、ＮＨＫの電話取材に対し、「陸前高田市などと連絡を取ってボールの持ち主を捜していますが、まだ見つかっておらず、無事であることを願っています。持ち主や家族が見つかれば、自ら日本を訪れて届けたい」と話していました。

04月22日　12時01分

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