ノマドワーカーがクールだなんて幻想だ! というお話

2012年4月17日 23:00

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やたらと「ノマドワーカー」と言う単語が流行って来ているような気がする今日この頃ですが、いかがおすごしでしょうか?

そもそもノマドというのは「遊牧民」や「放浪者」を意味する言葉なわけで、この「ノマド」といういかにも牧歌的な響きが一人歩きして「ノマドワーカー」と聞くと、いかにものほほんと楽をして生きている人のように思われがちです。

僕はこの2年半くらいずっといわゆるノマド生活をしていて(もっとも、ノマドという言葉を口にする人は2年半前にはほとんどいなかったので、ノマドワーカーという自覚はいまもさほどないのですが)、その間にコスタリカ、ニカラグア、ホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドル、アメリカ、香港、インド、ネパール、タイ、オーストラリア、インドネシア、シンガポール、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、チリなどを廻り、今はこの記事をボリビアの首都ラ・パスで書いています。

ノマド生活というのは多くの人が思っているほど良いことばかりではなく、ノマドにはノマドの覚悟というか、責任というか、心構えがある程度必要で、のらりくらりとゆるい生活をしているようでも、妥協できない部分というものがないと生活は成り立ちません。そこで今回は、ノマドに必要だと思われる心構えや条件を書き出していきたいと思いますので、「ノマドってちょっといいなぁ」と軽く考えている方は、ぜひ一読して参考にするなり、参考にしないなりしてみてください。

Photo by Miles Yebisu

 

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