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茨城 乾燥しいたけ出荷自粛を4月22日 11時21分
笠間市や城里町など茨城県内の5つの市と町で、先月以前に加工された乾燥しいたけから国の基準を超える放射性セシウムが検出され、茨城県は、これらの市と町で加工された乾燥しいたけについて出荷と販売を自粛するよう要請しました。
茨城県が出荷と販売の自粛を求めたのは、笠間市と城里町、常陸大宮市、日立市、常陸太田市で、先月以前に生産・加工された乾燥しいたけです。
茨城県が今月18日と20日行った検査で、いずれも1キログラム当たり560ベクレルから2200ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
一般食品に含まれる放射性セシウムの基準値は、今月から1キログラム当たり100ベクレルとなりましたが、先月以前に加工された乾燥しいたけなどの加工食品については、以前と同じ500ベクレルの暫定基準値が適用され、今回、この基準を上回ったため、出荷と販売の自粛を要請したものです。
茨城県産の乾燥しいたけを巡っては、常陸大宮市の農協から出荷され、先月、愛知県岡崎市の幼稚園で給食として出されたものから、1400ベクレルの放射性セシウムが検出されています。
茨城県によりますと、乾燥しいたけについては、先月まで放射性物質の検査をしていなかったということですが、今後は生のしいたけと同様、検査を強化したいとしています。
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